月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第111号-
    銅像(2014.3)

    コラム

    2014.02.28

    「ええ、もう自分の銅像作ったの!」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。ご安心ください。実はこの銅像、残念ながら私の像ではございません。少々訳がありまして昨年暮れ本社玄関内に移転したものであります。今号はそんな銅像に纏わる話です。

    元々この銅像は弊社から100㍍程離れた場所に建っておりましたが、今回その管理者である組合の移転に伴い安置できる場所が無くなり、行き先を探すことになりました。私が以前から時間を見つけてはその像と周辺の掃除をしていたこともあり、即座に弊社で管理することを願い出、組合の承認を得た次第なのであります。

    この像は今私どもが本社事務所としてお借りしている建物の所有者である会社の初代社長の像であり、私にとってこの銅像は感謝の念に耐えないものであります。その方は今から40年ぐらい前、この地でご商売され地域の方々に大変慕われ貢献された方でありまして、人生の先輩としてはたまた商売の先輩として生前お会いして見たかったなぁと思う一人であります。

    今ではそんな立派な方の銅像を弊社で管理できることを大変光栄に思っております。人間、60歳を過ぎて初めていろいろわかってくることも多いですね。その一つはルーツに対する感謝の念であります。祖先に対する感謝の念、先輩に対する感謝の念、親に対する感謝の念などなどたくさんのルーツに対する感謝の念であります。今回も同様で、この銅像の主がこの地で商売をされてなければ弊社とのご縁も無かったわけであります。 

    これからも長きにわたりお付き合いを頂いているお客様や、創業から私を支えてくれている社員等、ルーツへの感謝の念を忘れずに商売に勤しんで行きたいと思う今日この頃であります。そんな偉そうなことを言っていますとなにやらまたまた女房の声が聞こえてきそうであります。

    「ねえお父さん偉そうなこと言っているわねぇ、その前に私のこと大事にしないといけないわよ」
    ごもっともで御座います。今銅像はわが社の正面玄関で皆様を暖かくお迎えしております。是非お立ち寄りください。



  • -第110号-
    踏破(宮環)しちゃいました(2014.2)

    コラム

    2014.01.31

    「またこの記事!」とお思いの方も多いかと思いますが、是非最後までお付き合い頂ければ幸いで御座います。

    初めての方の為に宮環ルーツをご紹介させていただきますと、この宮環一周(宇都宮環状道路34.2キロ)を踏破するのが目的であります。今では私の恒例行事になっておりまして、かれこれ10年以上続けております。

    最初のきっかけは、ある知人が歩いたことに刺激され、私も出来るのではないかとはじめたのがきっかけでありまして、今では夏から秋にかけ早朝の清々しい時間を利用しただただもくもくと一人で歩くのであります。おかげ様で今年60歳の節目の年も無事走破することが出来改めて健康の有難さを実感しているところであります。

    「なぜそんなことをするのよ」「暇よね」と言ったお声が聞こえてきそうでありますが、そんなお声にお答えすべく、またこの機会に「是非一度チャレンジしてみたいわ」と言う方の為に本音の話を内緒で書かせて頂きました。ご参考になさってください。

    どちらにしても思うことは健康の有難さであります。この丈夫な体に生んでくれた両親に先ずは感謝であります。若い頃、若さにかまけてこれと言ったことはしていませんでしたが、今思うともっと健康や心の為の投資をしておけば良かったなぁと実感するところであります。良い音楽に出会う、自然に親しむ、思いっきりスポーツを楽しむ、そして良い本と出会う、などなどどれもこれも自分を成長させてくれる材料がいっぱいであります。

    皆さんはいかがでしょうか。今からでも遅くはありません。自分にあった材料を見つけ出し大いに人生を謳歌し互いに悔いのない生き方をしたいものですね。さぁ今夜は私も読書といきますか。ここでまたまた女房登場であります。

    女房「ねぇ お父さん もう若くないのだからそろそろ宮環止めたら?」
    私 「いや ここで止めたら男が廃るよ」
    今夜も我が家は判らない会話であります。

    参考
    1. 「継続は力なり」を自分の体で実践したいため。
    2. ゴールした時の満足感がたまらないため。
    3. 皆さんに公表してしまい、途中で止められなくなってしまったため(これが本音ですかね)


  • -第109号-
    祝い事(2014.1)

    コラム

    2013.12.27

    明けましておめでとう御座います。本年もこの社長のコラムコーナー、一生懸命書かせていただきたいと思っております。どうぞご支援の程よろしくお願い申し上げます。

    さて、私ごとで恐縮で御座いますが、昨年10月に長女が無事結婚式を挙げることが出来ました。今号はそんな結婚式に纏わるエピソードを交えながら、これからお嬢様の結婚式を控えていらっしゃるお父さん方に参考にしていただきたい出来事をご披露申し上げたいと思います。

    「お父さん、お母さん直接言うと泣いちゃうから手紙に書きました。読んでください」

    結婚式の前日、娘から私と女房に手紙をもらいました。思わず「いゃ 来たなぁ」という感じでつい目頭が熱くなってしまいました。たまらずトイレに駆け込むと、女房から「お父さんどうしてトイレ長いのよ」とのお言葉、女性は強いものであります。

    私も今までにたくさんの結婚式に参列させていただきましたが、いざ自分の娘の結婚式となりますと、大分勝手が違うものでありまして、「よし今日は絶対泣かないぞ」と一大決心し望んだものの、娘の姿を見るたびに涙腺が緩んでしまい、緊張していることも手伝ってあっと言う間の披露宴でありました。あれほど誓ったつもりが、男は弱いものですね。

    帰りの新幹線の中で女房と二人「お父さん無事終わって良かったわねぇ。娘も幸せそうだったわ」私「・・・・・」女房「お父さん寂しいでしょう」女房、私の気持ちを察したかどうかわかりませんが、車窓を見ている私にまた「お父さん私がいるでしょう。元気出して!」今回もそのセリフで終わるのでありますが「子供はいずれ巣立って行き、最後はやっぱり夫婦二人かもしれないな」と実感する今日この頃であります。とにもかくにも、今は式が無事終わってホッとしているところであります。

    今回も個人的なお話にお付き合いいただきましてありがとう御座いました。ここで、以下の通り、お嬢様の結婚式を控えていらっしゃるお父さん方の為の3つの心得を記して終わりと致します。末筆では御座いますが、今年も世界が平和で、そして日本国が繁栄し皆様が健康で一年過ごせますこと心より念じております。

    3つの心得
    ①もし手紙をもらったら結婚式が終わるまで読まないこと
    ②男は恥じることなく男泣きすることが祝福であること
    ③結婚式が出来ることに感謝すること