月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第102回-
     自分へのご褒美(2013.6)

    コラム

    2013.05.31

    私の趣味の一つであります通勤ウォーキングの道すがら、芝桜やチユーリップの花が一斉に咲きほこり一年中で最も心躍る季節を迎えました。皆様の地域では如何でしょうか。
    4月のとある日曜日、我が家でご覧(写真)のような上棟式(建て前)を行いました。今号はその今時珍しい行事の話をさせて頂きます。

    皆さん「建て前」をご存知でしょうか。今では死語になりつつある祝い事の一つでありますが、私以上の年配の方々にとりましてはすごく懐かしい思い出があるのではないでしょうか。今回我が家を新築するにあたり、どうしようか迷ったのでありますが、どうせやるのであれば記憶に残る上棟式(建て前)にしたいと言う思いがありまして、実施させていただくことと相成った訳であります。

    私ごとで恐縮ですが、今から約40年前(昭和49年)二十歳で栄養専門学校を卒業し、7年間栃木県栄養士会でお世話になりした。それから一念発起し27歳でこの会社を創業し、今日まで良いお客様、良い社員に恵まれ足掛け33年に渡り会社経営を続けて来ることが出来ました。気がついてみれば私も今年の12月で還暦を迎えます。今思うとあっと言う間の33年間でありまして、ただただお客様と社員に感謝するところで御座います。

    これから先何年生きられるかどうか判りませんが、この辺で私の父親が建設し、35年間余お世話になった自宅を立て直すことにしました。改築も考慮しましたが、震災の後遺症もあり、古い建物も既に償却期間を過ぎていることから、取り壊してもバチが当たらないのではないかと言う思いと、自分へのご褒美のつもりで決意した次第であります。

    お陰さまで当日は天候に恵まれ、青空に靡く五色の旗、鶴亀の矢、そして大人も子供も入り混じって夢中になって拾った「もち撒き」と、どれもこれも懐かしい、そして楽しい一時を過ごさせていただきました。これからも空に靡く五色の旗の如く、微力ではありますが少しでも世の中のお役に立てるよう頑張って行きたいと思っております。どうか今後共ご支援賜りますようお願い申し上げます。

    今号は珍しい出来事でしたのでご披露申し上げました。最後に私流の目的・意義をご披露申し上げ終わります。

    1. 消費を刺激して経済を活性化させること。
    2. 日本の伝統文化を継承すること。
    3. ただ単に「見栄を張りたいだけのこと」これが本音ですかね・・・





  • -第101回-
     アールエスクッキングルームオープン(2013.5)

    コラム

    2013.04.30

    いよいよ春本番を迎え新緑の眩しさが映える季節になりました。私の朝夕の通勤ウォーキングも一段と軽やかさを増し、時には順路を外れ郊外へと繰り出す日々でありまして、おかげさまで一日の歩数も目標を軽く突破し、時には2万歩に近づく勢いでありまして、春うららに感謝であります。
    今号は、私のウォーキング話をするのではなく、タイトルの通り4月24日本社敷地内にオープンしたアールエスクッキングルーム(写真)の話をさせていただきます。

    ここでアールエスをご存じない方の為にご説明させていただきますと、その部門は在宅患者様向けに商品を供給している部門で御座います。開設当初は、電話やファックスで受注し、宅配便で商品をお届けする方法で商売をさせていただいておりましたが、昨年7月には広く一般の方々に商品を知っていただく意味で、北関東初の本格的治療用特殊食品専門小売店舗となるケアフーズプラザアールエスFKD宇都宮店(写真)をオープンしたところであります。

    オープンしますといろいろな生のご意見をいただくことができまして、中でも「買ったのはいいがどうすれば簡単に調理できるの」「腎臓病のお米を買ったがどうしたら美味しく炊けるの」と言った貴重なご意見を頂戴するようになりました。

    そこで、私は以前からこのような構想を温めておりましたので「チャンス到来!」とばかりに即お客様の声にお応えしようと相成った訳であります。広さは30坪程あり調理実習と研修が出来るスペースでありまして、約30人の方々が参加できます。これからはそこでお客様の立場に立った調理実習と研修を企画、実施して行きたいと思います。そしてこのクッキングルームが食事でお困りの方々に少しでもお役に立てれば弊社としてこの上ない喜びであります。

    このコラムを読まれている皆様の中で、是非このクッキングルームを使いたいと思われる方がおられましたら、遠慮なく営業までお申込みいただければ幸いで御座います。

    -アールエスクッキングルーム-

    -FKD宇都宮支店-



  • -第100回-
     巣立つ春(2013.4)

    コラム

    2013.03.29

    巣立つ春
    今、本社近くのしだれ桜は満開で、これぞ日本の春と言わんばかりに咲き誇っております。私はこの桜を見るたびに「日本人に生まれて良かったなぁ」と思っております。皆さんの地域の名物桜は如何でしょうか。春と言えば卒業、そして入学と新旧が入れ替わる時期でもあり、出会いと別れの季節であります。今号は我が家の春のひとコマをご紹介させていただきます。

    我が家の長男もおかげさまで志望大学に無事合格し、4月から晴れて横浜で一人暮らしをすることになりました。もうすでに長女、次女も社会人として生活しているのでこれで我が家の子供たち全員が巣立って行ったことになります。

    よし、これからは自分の時間を大いに楽しむぞ」と息巻く私でありますが、いざいなくなるとこれが何ともすっきりいかないものです。
    そんな私を見て、
    女房「お父さん子ども達がいなくなって寂しいでしょう」
    私 「・・・・・」
    女房「私がいるじゃない。元気だして!」
    私 「そうだな・・・・」

    実は我が家はずっとじいちゃん、ばあちゃん、私たち夫婦、そして子供たち総勢7人三世代での生活が長かったせいか、夫婦二人だけでの生活は何かポカンと心に穴が開いたような感じがいたしましてなんとも落ち着きません。

    特に末息子は茶の間でゴロゴロすることが多く、わずらわしさを感じる時もありましたが、いなくなってみると寂しさがこみ上げてきて家族の有難さを痛感しているところであります。

    そんな私の心の内を察してかどうかわかりませんが、女房が「お父さん子供はいつしか巣立つもの、最後は夫婦よね、仲良くやろうね」と、どこかのテレビドラマに出てきそうな、妙に説得力のある台詞で元気づけてくれます。そんなことで我が家もまさしく社会の縮図の如く核家族の仲間入りです。

    そこでこれから同様の経験をされる男性諸氏に申し上げます。そんな時、先ずは自分の心に恥じることなく素直になって奥様に愛情をいっぱい注いであげてください。そうすれば情けが二倍になって返ってくること請け合いです。これはボヤキ父親の弁でございます。それにしてもこうなると「女性の方が強い」ですねぇ。