我が家の週末は介護サンデーであります。2000年に介護保険法がスタートした当時、介護は他人ごとのような感がありましたが、いざ我家に及んできますとこれは一大事であります。今回はその奮戦振りの一部をご披露し、日々施設でがんばっておられる方々にエールを送りたいと思います。
以前このコーナーで我家の家族構成を紹介させていただきましたが、両親・我々夫婦・そして子供3人の7人家族であります。その実母(79歳)がここ2年ぐらい前から認知症になり、普段はデイサービスのお世話にもなっておりますが、週末は我々家族の出番であります。

まず長男(小5)がいっしょに入浴し母に安心感を与え、次に妻と次女(中3)が体を洗い、最後に私がタオルで頭を抑えシャンプーと、それぞれ機械のごとく手が動かしまるで洗車機のようであります。その間に父と長女(高3)は水分補給の用意をしており、短い時間ではありますが我家があたかも戦場と化してしまう。というように、母のお風呂入りという一大イベントに家族総出で取り組んでおります。
風呂から上がった母のサッパリとした顔を見るたびにひと時の安らぎを感じ、大げさな言い方ですが、家族全員でやり遂げたことによる連帯感を感じ、思わず微笑がこぼれます。これはまだまだ楽な介護かもしれませんが、この体験から学んだことを活かし、少しでも弊社の商品を通して皆様のお役に立つことができればこの上ない喜びであります。
さあ、今日も自ら進んで戦場に行ってまいります。