「前期売上○○円」「今期売上計画○○円」・・・皆様にとって少々生々しい内容で恐縮でございますが、弊社は毎年4月第一土曜日に全社員を集めまして、年度方針発表会を行っております。それを名付けて社員総会と言っておりまして、今年で22回目を数えているところであります。
この行事も、秋の唐揚げ大会同様すっかり弊社の一大イベントに成長しておりまして、継続は力なりと言ったところでしょうか。今号はそんな会社の一端をご披露申し上げます。どうぞ最後までお付き合い下さい。
社員総会開催の発端は、今から22年前、創業から13年目の頃でした。遅ればせながら私が経営の勉強を少しずつ始めた頃でありまして、当時はいくつかの問題を抱えておりました。その一つに、社員が働く価値と言いましょうか、働く楽しさを実感して欲しかったのであります。そこで思い立ったのがこの社員総会イベントの開催でありました。
最初は他社の見様見真似でスタートしたのでありますが、やって見ると中々思うような成果が得られませんでした。それもそのはず、私が一方的にしゃべって、社員はただ私の話を聞くだけと言う一方通行の会だったのであります。こりゃもっと工夫しないと時間の無駄だなぁと思いました。
それからいろんな方々の知恵を頂きながら、今日の原型を作り上げました。それはその名の通り、社員が主役にならなければ、本当の意味での社員総会とならないということでありまして、社員が主役に成る為には、会社の方針と社員が立てた計画が上手くリンク出来なければ成りません。あくまでも主役は社員であります。
又、それはすなわち弊社に取りましてはPDCAサイクルの始まりでもありました。自発性を促しながら段取りが出来る仕事を進めること。段取り八分の仕事術であります。今ではすっかり根づいて来まして、翌年の計画を半年前から準備出来るまで発展して来ており、少しは成果に現れて来たのかなぁと思っているところであります。
今年の総会は、お楽しみタイムが盛りだくさんでありました。勤続表彰、年間優秀賞、そしてアトラクションと、まさしく社員のお祭りに値する会に育って来ているところであります。お陰さまで、今年で35周年を迎えることが出来ました。企業30年サイクル説と言われる中、これも一重にお客様のお蔭、そして社員のお蔭であり、心から感謝するところであります。これからもこの総会を機に、更にお客様にご満足いただけるよう、社員共々努力してまいりたいと思います。引き続き弊社をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にここで一句
総会日
やる気満々
春心
お粗末さまでした。

