女房 「ねぇお父さん風邪ひくから早く寝たら!」「いつもそのまま寝ちゃぅんだから・・・」
私 「ああウトウトしちゃった。了解!」「おやすみなさい」
我が家の寝室では連日連夜こんな会話が交わされております。「あれ今号はタイトルと違う話?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、是非最後までお付き合いいただければ幸いで御座います。
私は20年前ぐらいから寝床で読書するのが至福の一時でありまして、今でも習慣で続けております。若かりし頃は寝床に鉛筆とメモを用意し、本にメモ書きしながら食い入るように本と格闘していた時期もありましたが、ご覧のように最近では眠気のほうが先に立ちウトウトと心地よく寝てしまうのであります。元々頭の出来が悪く、子供の頃は野山を駆け巡って遊んでばかりでしたので、本を読む習慣が無く、学生時代はいつも一夜漬けの連続でありまして、よくまぁ卒業できたものだと今更ながらに感心しております。
それがどう言う訳か寝る前に必ず寝床で本を読まないと寝られなくなるぐらい本好きに変身してしまいました。その訳は後ほどお話させていただきます。
今日までに読んだ冊数はタイトルの如く2,646冊に達し、それもここ20年ぐらいで読んだ本が中心でありますので、ざっと計算しますと年間に130冊、月間で11冊と言うペースになるでしょうか。ちなみに本代は全部自腹で御座いまして、私の毎月のお小遣いから支出しております。自分への投資は自分で払わないとご利益がありませんよね。参考までに一冊平均1,500円として計算しますと×2,646冊=396万円となりまして、軽く車が一台買える勘定になります。
我が社には野村文庫と称して図書室が御座いまして、私が今までに読んだ本が収納されており、誰でもが自由に読めるようになっております。しかしながら私のジャンルはどちらかというと硬いビジネス書が中心であるために、中々借りる人がおらず、時々気分転換で直木賞作家や芥川賞作家が書いた本を読む時以外はひっそりと眠っていることが多いのであります。
さぁこれからが本題です。じゃどうして一夜漬けの人が本好きに変身したの?とご興味があるかと思いますが、実は経営をしていく上でいろいろと難問がでてくるものでありましてそんな時本は最高の知恵袋になるのであります。特に先人が書いた本などは時に目からうろこで、鉱脈を掘り起こした思いでありまして、「本は良いなぁ」と心から思える瞬間であります。これからもそんな刺激を求めながら歳相応のジャンルを広げつつ 3,000冊、5,000冊にチャレンジし、少しでも社会の役に立てればこの上ない喜びと感じております。どうか皆様も秋の夜長、自分の好きなジャンルの本を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここでまたまた聞こえて来ました。
女房「ねぇお父さん、ほらよだれ垂れているわよ」「早く寝たら」
最後は文学的に締めたいと思っておりましたがまだまだ未熟でございます。長い行数で御座いましたが、今号も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
