月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第130号-
    第二弾 ITおばさんの巻(2015.10)

    コラム

    2015.09.30

    前月号は第一弾と致しまして納豆おじさんの巻をお送りいたしました。いかがでしたでしょうか。今号は前号に引き続き第二弾と致しまして「ITおばさんの巻」をお送りいたします。どうぞ最後までお付き合い下さい。

    皆さん回転すし店に行かれたことありますよね。今ではすっかり街の中やロードサイドに多く見かけるようになりまして、私も早いし、美味しいので時々行っております。今回はこの回転すし店に纏わる話で御座います。私がよく行く店は最近スタイルを変えましていわゆるタブレットを使いながら自分で好みのものを注文するスタイルに変更したのであります。以前からどちらかと言いますとおじさん、おばさんが通う店としてとっても繁盛していたのですが、タブレット方式に変えた途端少し様相が変わってきました。

    「おら、使い方わかんないよ」「どうやって注文するのよ」と言った苦情が多く寄せられるようになったのです。店員さんも「わかりました。これはこうしてこうすれば良いですよ」と親切丁寧に教えているのでありますが、中々思うように行きません。そんな中一人気を吐いているおばさんがおりまして、タブレット片手に若者がブラインドタッチするかのようにパチパチとたたいて注文しているのではありませんか。隣で食べている私も「こりゃすごいや」と思わず見とれてしまうほどです。

    しかしながら完璧だったおばさんが何やら店員さんから注意を受けているのであります。
    店員さん「お客様、届いたらこのボタンを押してお皿を返して下さいね」
    おばさん「あらごめんなさいね、食べるのに夢中になって忘れちゃったわよ、アハハハ・・・」
    私も顔を見合わせ思わず「アハハハ・・・」と大笑いであります。しばらくしてまた
    店員さん「お客様すいません。届いたらボタンを押して下さいね」
    おばさん「あらごめんなさいね。アハハハ・・・」
    私も隣で「アハハハ・・・」

    皆さんこんな光景想像してみてください。なんか人間らしくていいじゃないですか。私の想像ではおそらくこの店しばらくおじさん、おばさんの為のパソコン教室が続くのではないでしょうか。今やパソコン無しでは生活ができないくらい身近なものになってまいりました。我々おじさん、おばさん族も少しでも社会から遅れることなく新しいものにどんどんチャレンジしながら人生を楽しみたいものだと思いました。

    早々家に帰って今日の出来事を女房に話したところ
    女房「ねぇお父さんそれより早く電子レンジの使い方覚えてよ」
    私 「チンはできるけど使い方がいまいちなんだよなぁ」
    女房「私が居ないと駄目ね!」

    ITおばさんといっしょに笑っている場合ではありません。私も先ずは電子レンジの使い方からトライであります。前号、今号と食欲の秋にちなみまして二編お送りいたしました。どうぞ皆様も今宵美味しい秋を満喫されてみてはいかがでしょうか。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。


  • -第129号-
    食欲の秋シリーズ第一弾(納豆おじさんの巻)(2015.9)

    コラム

    2015.08.31

    今号と次号は食欲の秋にちなみまして話題を二つお送りいたします。今号はタイトルにあります「納豆おじさんの巻」そして次号は「ITおばさんの巻」と二巻シリーズでお届けいたします。どうぞ最後までお付き合い下さい。

    私は15年ぐらい前から新幹線通勤しておりますが、時々いつもと違った時間帯に乗ることがあります。そんな時に実際に何回か遭遇した話であります。私はいつも乗る車両を6号車と決めておりますが、その日も同じように6号車に乗ったところ、案の定タイトルにある納豆おじさんが乗車して来たのであります。

    納豆おじさんとは、まさしくその名の通り車内で納豆を食べる中年男性のことでありまして、年のころは私と同年代かやや若いかと言ったごくごく普通のサラリーマン風の方なのであります。

    彼は座席に座るや否やすぐさま朝食の準備にかかるのであります。ここからは古館伊知郎風に実況中継いたしますと
    「さぁ納豆おじさんいつものように指定席に座りました。すぐさま大きなリュックサックから水、ヨーグルト、バナナ、納豆を取りだしました。先ず一気にペットボトルの水を呑み干しました。次にヨーグルト、バナナと美味しそうに平らげております。そして最後は納豆であります」

    ここまで聞けば「あらバランスの良い朝食じゃない」と、職業柄皆さんお思いになろうかと思いますが、しかしながらここからが中年男の本領発揮と言うところでしょうか。

    「練っております。練っております。納豆おじさん真剣な顔つきで納豆を練っております。おっとお箸で中身を高々と持ち上げました。50回ぐらい練ったでしょうか」

    もう皆さんご想像いただけたかと思います。車内中が納豆臭で充満してしまいましてさしずめ6号車は納豆車両と言ったところでしょうか。常連客はどうしているかと言えば、すっかり慣れたものでありまして、彼が食べる前から4~5列離れたところに座っております。「さすが分かっている」と言った感じであります。

    納豆おじさんには大変失礼なことを書かせていただきましたが、実を言うと私も彼以上におじさん状態であります。最近、歳と共にレッドカード行為が頻繁でありまして、恥を忍んで申し上げるならば、まず人目をはばからず鼻毛を抜く、楊枝を使いながら町を歩く、家中をパンツ一枚で歩いている等々、申し上げればきりが無いくらい色々と指摘事項が出てくるものでありますので、このあたりで失礼させていただきます。

    これからはこれを契機に心を入れ替え、皆様の処にお邪魔した時には「あら療食サービスの社長さん素敵じゃない」と言っていただけるよう精進してまいりたいと思っております。どうかその節はよろしくお願い致します。

    最後に、改めて納豆おじさんの名誉回復ということで申し上げますと、彼は食べ終えますと必ずテーブルを拭きまして、納豆の空箱をゴミ箱に捨てに行くのであります。納豆おじさん色々気づきをありがとう。

    次号はITおばさんの巻きです。どうぞご期待ください。


  • -第127号-
    月刊誌「PHP」ご存知ですか?(2015.7)

    コラム

    2015.07.02

    春を告げる桜の花が咲き誇り「今年も会社の前のしだれ桜最高だね!」などと騒いでいたと思ったら、すっかり季節は葉桜に変わっておりまして、我が家のお馴染み愛犬二匹(タロウ・サスケ)も庭一面に敷きつめられた緑の芝生の上を元気良く駆け廻っております。そんな姿を見るたびに、思わずこちらも心がほっこりいたします。皆様の処はいかがでしょうか。

    さて今号は月刊誌「PHP」の話で御座います。ここでPHPについてご存知無い方の為に少々ご説明申し上げますと、PHPとは「Peace and Happiness through Prosperity」の頭文字を取った語でありまして、「物心両面の繁栄により、平和と幸福を実現していく」というパナソニック(株)(旧松下電器産業株式会社)の創業者松下幸之助が1947年(昭和22年)に創刊した雑誌でありまして、一時は150万部以上読まれていた時もあったそうです。

    私も20歳の頃「安いし、良い本だから読んでみて」と人から勧められたのがきっかけで今日まで読み続けております。皆様の中にも昔読んだことがあるわよと言う読者の方もおられるのではないでしょうか。弊社も10年ぐらい前から会社で購入するようになりまして、社員一人ひとりに一冊ずつ配布し、読んでいただいております。最近では少々レベルがアップしまして、毎月2人程当番制で読書感想文を書いて頂いており、自分の考えをまとめて発表する良い機会となっております。

    なぜ社員に配布し読んでいただいているのかと言いますと、以前このコーナーで書いたことがありましたが、私は大の幸之助ファンでありまして、会社運営の基本的考え方は幸之助氏からだいぶ影響を受けているからであります。

    幸之助氏は特に「素直な心」というものを実践されていました。弊社も社是の中に
    「感謝の心、謙虚な心、素直な心」
    の3つの心を掲げ大切にしております。しかしながら、言うのは簡単でありますが実践することは中々難しいものでありまして、そんな時にPHP誌から心のヒントを頂いているのであります。

    自分では絶対経験できないようなことについて、たった205円の本から学ぶことが出来幸之助氏に感謝であります。これからも引き続き学びを紐解きながら、世の為、人の為、そしてお客様の為に、お役にたてる会社作りを目指して行きたいと思っております。しばしご猶予願います。皆様も本屋に行かれた折、是非手にとって頂ければ嬉しい限りで御座います。

    最後にまたまた女房登場であります。
    女房「ねえお父さんそんな恰好で本当に気づきになっているの?」
    私 「恰好じゃないのよ、心なのよ」
    女房「???」

    今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。