コラム
2019.10.01
家を見下ろす那須連山も木々が色づき始め、秋一色に染まろうとしております。皆様の所の紅葉前線はいかがでしょうか。さて今号は感謝をいただく手紙と題しましてお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。
弊社では、今年4月から初めての試みと致しまして社員のご両親(どちらか)に誕生日プレゼントとしてケーキを送ることにしました。「えぇ、どうしてそんなことをするのよ!」と驚かれる方もおられると思いますが、その根拠は弊社の社是である「感謝の心」にございます。それは、仕事関係もさることながら、私生活においても周囲に感謝することが大切であるという事を謳っております。
そして、私は特に一番に感謝すべき人は自分の両親だと思っております。それは自分をこの世に産んでくれたからであります。そのことにまず感謝であります。私など両親がいないものにとりましては「孝行したい時に親はなし」ということわざがぴったりくるくらい、親を亡くしてみて初めて親の有り難さを実感するものであります「あの時、もっと父親に優しくしてあげればよかったなぁ」「母親にはもっといろいろな所を連れて行ってあげればよかったなぁ」などと言ったらきりがないくらい反省しきりであります。
社員 「社長、ご両親共に亡くなっている場合はどうしましょうか」
私 「どちらかの命日で良いじゃない」
ということで今試みている最中であります。やってみてわかったことは、ダントツで父親より母親にあげる社員が多いということであります。私もそうですが、父親より母親ですよね。納得であります。良い社員を産んでくれたご両親に感謝を込めて送っているのであります。
そのお返しに届いたのが、ベテラン社員Sさん家族様からの手紙でありまして「ケーキを家族全員で美味しくいただきました。両親までこのような素敵な計らいをしてくれる会社が他にあるでしょうか!これからも両親を大切にしながら過ごして参ります。ありがとうございました」と綴られていました。思わず目頭が熱くなる思いでありました。これからもできる限り継続して参りたいと思います。
弊社もおかげさまで良きお客様、良き社員に恵まれ後少しで40年の節目を迎えることが出来ます。これからも社員ともども頑張って参りたいと思います。引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。
私 「Sさんの手紙嬉しいね」
女房 「本当ね、家族で食べている様子、目に浮かぶようね」
私 「今日は社長冥利に尽きる一日だったなぁ」
女房 「お父さん、我が家にいつケーキ届くのかしら?」
お粗末さまでございました。
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