連日寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。今週は立春であります。
世の中の行事というものはいつも先取りするものでありまして、立春も同じように過ぎた頃から寒さの本番がやって来ます。昔は先取りすることで気持ちを高揚させていたのかもしれませんね。寒さももう少しの辛抱であります。お互い体に気を付けながら暖かい春を待ちましょう。
今号は前月号に続き第二弾と致しまして東京~日光間150㎞を踏破しました!(リーダーシップ編)をお送りいたします。どうぞお付き合い下さい。
社内で踏破した話をしましたところ「社長すごいですね」「私など全くできません」などと言った驚きの声が多く聞かれ、まだまだ健脚には自信が持てたような気が致しまして、更なる挑戦を目指していきたいと思っております。
さて、長くビジネスの世界に身を置いておりますと、見るもの、聞くもの、そして考えることまでがビジネス色一色と言った感があります。今回のウォーキング大会もそう言った見方で見てしまい、今ではすっかり職業病に浸っているところであります。
今回の参加者は男性9割女性1割で総勢84名でした。その中に年の頃70歳代の物静かな男性がおりました。どちらかと言いますと口数の少ない目立たない存在ではありましたが、外見とは裏腹に立ち居振る舞いがすごく光っておりまして、私は一週間行動を共にする中で、その方からリーダーシップとは何かを改めて勉強させていただいた思いでありました。
その一端を申し上げますと、今回多くはウォーキングを楽しみ踏破することが目的でありまして、決して団体行動の規範を学びに来たわけではありませんので、リーダー不在なのであります。従って誰かがリーダーシップを発揮し統制をとって行かないと前へ進まないのであります。
もちろん大会でありますので最小限度のスタッフはいるのでありますが人数に限りがあり、誰かが指示して行かないと隅々まで回らないのであります。誰かいないかなぁと思っていた矢先、その男性が誰から押されることなく自発的にボランティアを買って出たのであります。
そのリーダーぶりとは、道路横断ではチームが横断するまで見守りながら最後に自分が渡る、元気がない会員がいるとすかさず駆けつけ声をかけながら元気づけるなど、万事が万事そのような行動でありまして、自分のことよりも先ず人の為に尽くすのであります。
キビキビとした中に、人を思いやる心や優しさが伝わって来ましてこちらまでもががんばろうと思えてきたものであります。とかく世間一般的にはリーダーは声が大きいとか、指導力があるとか外見で判断することが多いですが、私は真のリーダーとは人をどれだけ思いやる、心の広さで決まるのではないでしょうか。その男性の心の広さに、まさしく真のリーダー像を見た思いでありました。
皆さんの中にこう言ったリーダーシップのある方いらっしゃいますか。組織はリーダーで決まります。会社も社長で決まります。今回の一週間改めて反省と希望を抱いた大会でありました。ご意見ご感想お待ちしております。
今号も最後までお読みいただきありがとうございました。