月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • 変革(2009.8)

    コラム

    2009.08.01

    100年に一度といわれている大不況の中、「チェンジ」、「ことを変える」などと言う言葉が毎日のようにテレビ番組や新聞紙上を賑わしております。われわれの日常の中でも、今まで通りの生活を続けていくことは楽でありますが、いざ何か大きく環境が変わった場合生活のリズムを取り戻すために大変なエネルギーを必要とするものです。企業においても同じことでありまして、常に変革していかなければお客様の満足度を高めることはできないことを常々実感しております。

    最近、お客様から「安くて、使い勝手が良く、そしてこんな付加価値のある商品はないですか。」と言うご意見を耳にすることが多くなりました。以前でありましたら付加価値さえ高ければ価格の面はちょっと後回しということが多かった感がありましたが、今は一番先に来る質問であります。それだけ現場を預かる栄養士様方にとって食材費を抑えることが大きな悩みであることを再認識するところであります。

    その実態を理解し要望に答える為には、より一層社内の活性化を図り、まさしく「チェンジ」変革を心がけ、お客様のご要望に謙虚に耳を傾け実行することが必要だと思っております。私自身トップセールスマンとして皆様の職場にお邪魔し、忌憚のないご意見を頂戴できる様行脚したいと思っております。

    どうかその節はびしびしとご意見賜りますようよろしくお願い申し上げます。


  • 一流とは?(2009.7)

    コラム

    2009.07.01

    小生 「いいか皆、ゴールデンウィークは一流を勉強しに行くぞ。」 子供達 「なぁに?一流って。」
    小生 「一流は一流よ。」


    なにやら訳の分からない会話で始まりましたが、実は一流とは何かを肌で知ってもらおうと私が企画した体験ツアーに子供達を誘った時の一コマです。
    幸いにも東京の老舗一流ホテルの代名詞であります○国ホテルの予約がとれましたので、家族5人めいめいにおしゃれしていよいよお出かけの日がやって参りました。 
    私たちがホテルのロビーに到着するや否や、お出迎えのコンシェルジュが開口一番


    「いらっしゃいませ野村様。」


    なんと気持ちの良い挨拶でしょう。


    長男 「やっぱり違うね」
    小生偉そうに、「そうだろう。一流なぁ、まずはお客様に感動を与えるのが基本なんだよ。」
    家族全員、納得であります。
    続いて、夕食は次女のリクエストで中華料理を食べることにしました。

    次女「わぁ、お母さんの作る中華料理とはだいぶ中身が違うね。」

    小生「一流はなぁ、まずは素材が大切なんだ。そしていつも新鮮なものを使うんだよ。」 これも、納得であります。

    お腹も満腹になり、ホテル内を散策していると

    長女曰く、

    「よくテレビで見かける○○評論家ではないかしら。」
    小生 「一流の人間はそんなことで驚かないんだよ。」

    なにやら今度は納得いかない様子でありました。

    紙面の関係であまり多くを書くことができませんが、子供達もそれなりに一流の仕事術を学ぶことができ良い体験ができたのではないでしょうか。職種は異なりますが、われわれ職業人として一流に学ぶべきことは、やはり人に感動を与えるノウハウであり、そしてその為に日々こつこつと勉強を重ねて行くこと以外にはないのではないかと思います。今回は、改めて他人様の仕事を見ることで勉強させていただいた二日間でありました。時にはこのように生活のパターンを変えてみて、心のサービスを楽しむ時間を作ることも必要ではないでしょうか。

    帰りの新幹線で、

    妻 「一流も良いけどお金も一流だったね。」
    小生 「明日からまた少し倹約するか。」

    全員うなずいてこれまた納得でありました。

    お粗末さまでございました。

  • 任せる(2009.6)

    コラム

    2009.06.01

    お陰様で弊社も今年で創業29年目を迎えることができました。当初は「せいぜい2~3名の社員を抱えて食べていければ良いなぁ。」と思って独立した会社が、今では総勢100名以上の社員に囲まれ、事業が継続できていることにただただ感謝の一言であります。

    よく「さぞ苦労が多かったでしょう。」と言われるのですが、元来あまり考え込むたちでなく、自分の考えを行動に移しているうちに運良くここまで来てしまった感があります。

    最近少しずつ社員が増え、社長として責任の重さが増しているのを痛感しているところでありまして、来年30周年の大きな節目を迎えるにあたり、より一層心しなければならぬ点を記してみたいと思います。それは「人を成長させること」ですが、これが中々難題であります。皆様はどんなことを連想されるでしょうか。私は常々、人を成長させるには「任せる」ということが最も大切なことではないかと感じております。


    昔社会人一年生の頃、上司から初めて献立を立てるように命じられ、真剣になってメニューを考えたことを思い出します。上司はさぞ不安でいっぱいであったと思いますが、任された私にとってはこの上ないチャンスでありまして、その恩に報いようと真剣勝負でがんばった記憶があります。人間誰しも信頼され任されると嬉しいものであり、期待に答えようと実力以上に頑張ってしまうものであります。そんなことを頭に置きながら、良いところを更に伸ばしてあげられるような職場環境作りを目指して生きたいと思います。


    最近は新入社員が入りちょっと不安顔で仕事をしている職場も多いと思われますが、周囲が暖かく見守りながら思い切って一歩上の仕事を任せてみてはいかがでしょうか。きっと良い仕事してくれること請け合いです。弊社も更に精進して、30周年に向けて皆様に満足いただける会社作りを目指して行きたいと思います。今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。


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