月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • 一年間のご愛顧に感謝を込めて(2005.12)

    コラム

    2005.12.01

    2005年もいよいよ残すところ1ヶ月を切りました。皆様におかれましても、慌ただしく日々を過ごされていることと思います。昨日のことがつい先日のことのように、半年前のことが随分昔のことのように感じてしまうのは私だけでしょうか。
    振り返ってみますと、今年も沢山の方々にお世話になりました。弊社商品をお使いいただいているお客様、通勤で定刻通り運んでくれる新幹線の運転士さん、会社に着くと私より早く出勤して黙々と働いている社員、私の朝の恒例行事となっております平出工業団地内清掃時にいつも笑顔で挨拶や励ましをいただくお隣さん、私の健康を気遣ってくれている家族・・・数え上げたらきりがありません。
    こうして改めて考えて見ますと、人様にお世話になっていることは山ほどありますが、それに比べてお世話させていただいていることの少ないことに気づきます。我々の毎日の生活が、人様の「お陰」で成り立っていることを改めて感じる次第です。
    一年の結びにあたりまして、多くのお客様に恵まれ商売をさせていただいていることに感謝、メーカーの方々には満足度の高い製品を提供していただいていることに感謝、社員には能力を発揮いただいていることに感謝、家族には好きな仕事を十分にさせていただいていることに感謝、そして毎日お世話になっている全ての皆様に感謝です。
    今後ますます寒さが厳しくなり、空気も乾燥してお風邪を召しやすい季節となりますが、皆様どうぞご自愛いただきながら2005年がつつがなく終わり、新しい年を気持ちよくむかえられることができますよう、祈念申し上げております。




  • 我が家の介護奮戦記「朝食準備編」(2005.11)

    コラム

    2005.11.01

    母:「この大根切っていいのけぇ。」
    私:「半分にして細かく切ってね。」
    母:「これでいいのけぇ。」
    私:「いいね・・・いいね・・・いいね。」

    まだ辺りの夜が明けていない午前4時30分ごろ、我が家の台所は煌々と明かりが点り朝食の準備中であります。上記はその会話の一コマであります。母は長年台所に立ち続けておりましたので、時間と包丁さばきは体で覚えているのでしょう。そんなことで息子の私としましても、眠い目をこすりながらここ2年ぐらい朝食作りにお付合いしている次第です。
    新聞の記事等によりますと、グループホームなどでは入居者と職員さんが一緒に食事を作ることで家族意識を高めているそうです。本当にいいことだと思います。母も家族の一員として家族の為に働けるということを体で証明したいのでしょう。そんな母の気持ちを大切にして、家族が「これをしちゃだめだ。あれをしちゃだめだ。」と言うことなく、何か仕事を与えることで認知症の進行が止まってくれれば良いなと感じるこの頃であります。
    皆様のお仕事の現場ではいかがでしょうか?

    母:「食べたけぇ。茶碗洗うけぇ。」
    私:「頼むよ。きれいに洗ってね。」
    母:「これでいいのけぇ。」
    私:「いいね・・・いいね・・・いいね。」




  • 我が家の介護奮戦記(お風呂編)(2005.10)

    コラム

    2005.10.01

     我が家の週末は介護サンデーであります。2000年に介護保険法がスタートした当時、介護は他人ごとのような感がありましたが、いざ我家に及んできますとこれは一大事であります。今回はその奮戦振りの一部をご披露し、日々施設でがんばっておられる方々にエールを送りたいと思います。
    以前このコーナーで我家の家族構成を紹介させていただきましたが、両親・我々夫婦・そして子供3人の7人家族であります。その実母(79歳)がここ2年ぐらい前から認知症になり、普段はデイサービスのお世話にもなっておりますが、週末は我々家族の出番であります。200510
    まず長男(小5)がいっしょに入浴し母に安心感を与え、次に妻と次女(中3)が体を洗い、最後に私がタオルで頭を抑えシャンプーと、それぞれ機械のごとく手が動かしまるで洗車機のようであります。その間に父と長女(高3)は水分補給の用意をしており、短い時間ではありますが我家があたかも戦場と化してしまう。というように、母のお風呂入りという一大イベントに家族総出で取り組んでおります。
    風呂から上がった母のサッパリとした顔を見るたびにひと時の安らぎを感じ、大げさな言い方ですが、家族全員でやり遂げたことによる連帯感を感じ、思わず微笑がこぼれます。これはまだまだ楽な介護かもしれませんが、この体験から学んだことを活かし、少しでも弊社の商品を通して皆様のお役に立つことができればこの上ない喜びであります。
    さあ、今日も自ら進んで戦場に行ってまいります。

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