春を告げる桜の花が咲き誇り「今年も会社の前のしだれ桜最高だね!」などと騒いでいたと思ったら、すっかり季節は葉桜に変わっておりまして、我が家のお馴染み愛犬二匹(タロウ・サスケ)も庭一面に敷きつめられた緑の芝生の上を元気良く駆け廻っております。そんな姿を見るたびに、思わずこちらも心がほっこりいたします。皆様の処はいかがでしょうか。
さて今号は月刊誌「PHP」の話で御座います。ここでPHPについてご存知無い方の為に少々ご説明申し上げますと、PHPとは「Peace and Happiness through Prosperity」の頭文字を取った語でありまして、「物心両面の繁栄により、平和と幸福を実現していく」というパナソニック(株)(旧松下電器産業株式会社)の創業者松下幸之助が1947年(昭和22年)に創刊した雑誌でありまして、一時は150万部以上読まれていた時もあったそうです。
私も20歳の頃「安いし、良い本だから読んでみて」と人から勧められたのがきっかけで今日まで読み続けております。皆様の中にも昔読んだことがあるわよと言う読者の方もおられるのではないでしょうか。弊社も10年ぐらい前から会社で購入するようになりまして、社員一人ひとりに一冊ずつ配布し、読んでいただいております。最近では少々レベルがアップしまして、毎月2人程当番制で読書感想文を書いて頂いており、自分の考えをまとめて発表する良い機会となっております。
なぜ社員に配布し読んでいただいているのかと言いますと、以前このコーナーで書いたことがありましたが、私は大の幸之助ファンでありまして、会社運営の基本的考え方は幸之助氏からだいぶ影響を受けているからであります。
幸之助氏は特に「素直な心」というものを実践されていました。弊社も社是の中に
「感謝の心、謙虚な心、素直な心」
の3つの心を掲げ大切にしております。しかしながら、言うのは簡単でありますが実践することは中々難しいものでありまして、そんな時にPHP誌から心のヒントを頂いているのであります。
自分では絶対経験できないようなことについて、たった205円の本から学ぶことが出来幸之助氏に感謝であります。これからも引き続き学びを紐解きながら、世の為、人の為、そしてお客様の為に、お役にたてる会社作りを目指して行きたいと思っております。しばしご猶予願います。皆様も本屋に行かれた折、是非手にとって頂ければ嬉しい限りで御座います。
最後にまたまた女房登場であります。
女房「ねえお父さんそんな恰好で本当に気づきになっているの?」
私 「恰好じゃないのよ、心なのよ」
女房「???」
今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。