月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • ​​-第195号-​コロナ禍とウォーキング(2021.6)

    コラム

    2021.06.01

     私が毎日ウォーキングをしている宇都宮の街路樹もすっかり新緑が芽生え、一年中で最も良い季節を迎えております。皆さんいかがお過ごしでしょうか。コロナ対策もワクチン接種が開始され、少しずつ前に向かっているように感じます。今号は3月号に続き、「3密を回避しながら(ウォーキング編)」をお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。


     私のウォーキング歴は長く、かれこれ20年になります。車通勤から電車通勤に変えたことがきっかけではありますが、当時少々太り気味だったこともあり一念発起して「よし!駅から会社まで歩くぞ!」と意気込んでウォーキングデビューしてから気が付けば20年が経っていました。本当に早いものです。


     今ではその甲斐あってスリム体型を維持しており、まさしく「継続は力なり」の世界です。ウォーキングの楽しさは、春には新緑の芽吹きを感じ、秋には紅葉を眺めながら歩くといった四季の変化を肌で感じることができることであり、心と身体の最高のリフレッシュであります。それにお金がかからないことが何よりですよね。改めてウォーキングに感謝、感謝であります。


     さて、今号はここからが本番でございまして、20年歩いていますと健康保持もさることながら、別の意味で徳があるのです。その徳とは「行きに希望に満ち溢れ、帰りに一日の反省を促す」というものです。「どういう意味かしら?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとってはこのような心境であります。


     毎朝、朝日を浴びながら歩くと「今日はこんなことをやろう」、「こうするとお客様が喜ぶね」といった具合に不思議とポジティブな発想が湧いてきてワクワクするのであります。帰りも朝と同様に自然と反省の弁が出てきて「今日の会議まずかったなぁ。次回はこうしよう!」といったように反省の時間に変身するのです。時には真剣になりすぎてメモ帳片手に固まっていることもあり、周りから「あのおじさん何をしているんだろう?」と不思議に思われているかもしれません。


     どちらにしても私にとって朝夕のウォーキングは至福の時間であり、宝の山に変身する時間になっているのです。「行きに希望に満ち溢れ、帰りに一日の反省を促す」という徳の意味をお分かりいただけたでしょうか。これからもウォーキング歴30年に向けて杖ではなく、変わらずメモ帳片手に歩いていきたいと思います。皆さんも是非トライしてみてはいかがでしょうか。新しい発見があること請け合いです。


     今号はコロナ禍における「3密を回避しながら(ウォーキング編)」でお送りいたしました。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

     今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。


    私「ウォーキングを始めて20年になるよ」

    妻「早いね」

    私「30年に向けて頑張るよ」

    妻「お父さん、車いす生活はまだ早いからね!頑張ってよ!」

     お粗末様でございました。


     

  • ​​​-第194号-男泣き(2021.5)

    コラム

    2021.05.01

    私事で恐縮でございますが、今号は少々湿った話でございますが、お許しください。

    実は、我が家の愛犬タロウですが、3月に74ヶ月の生涯を終えました。

    お客様を訪問した際に「タロウちゃん、サスケちゃん元気ですか?」、「タロウちゃん可愛いですね!」などのお言葉をいただき、皆様から大変可愛がっていただいておりましたので感謝とご報告の意味を込めて今回お話しさせていただきました。


    タロウは1月に動物病院で「悪性リンパ腫」の診断を受け、先生からは「余命1~2ヶ月です」と告げられました。我々夫婦は「えぇ!どうしてそんなに早く?!」と信じられない気持ちでいっぱいでしたが、日を追うごとに先生の言葉が現実味を帯び、3月にタロウは旅立ちました。


    7年前にタロウ達を飼いはじめた時には「犬の寿命は14~15年ですよ」と言われましたが、まさかこんなに早く死が訪れるとは夢にも思っていませんでした。本当に悔やんでも悔やみきれません。しばらくは放心状態で10年前に自分の親を看取った時にはそんなに出なかった涙が、どういうわけか今回はとめどなく流れてきます。ある方の話によりますと、飼っている動物を亡くすことは、自分の子供をなくした時と同じ心境になるそうです。全く同感です。

    過ぎ去った過去は戻りませんが、ついついタロウが元気だった頃を思い出し、「私の帰りを玄関先で待っていてくれたなぁ」「手足をいつもペロペロなめてくれたなぁ」などと思い出すと自然と涙が溢れてきます。


     子供の頃に親から「男はメソメソするものではない」と言われていましたが、男だって泣きたい時は泣きたいものです。このコラムを書いている今も涙腺が緩んで涙が溢れてきます。皆さんにもこんな経験はおありでしょうか。動物病院の先生がおっしゃっていた「動物を飼う時には覚悟が必要なんですよ」という言葉がタロウを亡くした今、心に深く残っています。皆さんも動物を飼う時にはこの言葉を思い出してください。


    今回、タロウを飼っていろいろ学ぶことができました。まずは動物も人間も愛情と尊敬の念を持って育てることが一番大切だということです。また、動物は話せませんので、だからこそ一挙手一投足に気配りを怠らないことが肝要だと思っています。その結果「癒し」というご褒美を我々人間に与えてくれるのではないでしょうか。そんな思いをタロウから学ぶことができました。タロウには心から感謝であります。


    ここでタロウ達を可愛がってくださった皆様方に心から感謝申し上げます。そして今号をもってタロウとサスケのコーナーは終了させていただきます。長きにわたり読んでいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で締めたいと思います。


    私「タロウを思い出すと泣けてくるね」

    妻「本当ね。私も・・・」

    私「タロウの分までサスケに愛情を注ぐか」

    妻「お父さん、サスケが20年長生きできるよう頑張ろうね」

    お粗末様でございました。

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  • ​​-第193号-​おかげさまで41周年を迎えることができました!(2021.4)

    コラム

    2021.04.01

    今から41年前(昭和56年)、「社長」の二文字に憧れ、「お金無し・学歴無し・地盤無し」の私が若干27歳で創業した会社も皆様のご愛顧により41周年を迎えることができました。ご愛顧いただいた皆様、支えてくれた社員には感謝してもしきれません。今号は41年の経営で学んだことを少し皆様にお話しさせていただければと思います。どうぞ最後までお付き合いください。


     「社長」の二文字に憧れ、将来23人ぐらいの社員を雇用できれば良いなぁと思って創業しましたが、現在では当初の目標の約100倍の200人近くの方に働いていただいております。創業当時を振り返りますと、夢のような世界であります。

    時々お客様から「あら、すごいわね!昔と天と地とはこの事かしら」と驚かれることがあり、ありがたい限りであります。

     そんな私が創業時から一貫して実践してきたことがございます。それは、「人の話を聞く」ことであります。「聞き上手」は「話し上手」というくらい「聞く」ことには得があります。とにかく日々聞くことを心がけてきました。むしろ、分からないことが多かったので、聞くこと以外に道がなかったというのが本音かもしれません。

    特に、年長者や専門家の話は82か、91の割合ぐらいで聞くことに徹してきました。真剣に聞くと相手にもそれが伝わるもので、もっとこの人に教えてあげようといっぱい話してくれるのです。そこで分かったことは、聞きっぱなしではダメだということです。良い話は一つでも実践することが大切なのです。「この話はこうすればお客様に喜んでもらえるだろう」「この話はこうすれば社員に役立つだろう」といった具合に躊躇なく実践してきました。そんな実践が良かったのかもしれません。

    学歴が無いということは、むしろプラスになることも多く、学歴が無かったからこそより貪欲に学ぶことができたと当時の自分にも感謝であります。そして、もう二つ感謝すべきことがあります。一つ目は、私を支え、会社を41年間牽引してくれた社員達であります。41年の中には困難にぶつかることも多々あり、そんな時いつも力になってくれました。これからも「社員ファースト」で経営を進めて参りたいと思います。二つ目は家族です。特に家内には、私の体を気遣い献身的に尽くしてくれたことに改めて感謝であります。また、3人の子供達にも父親らしいことは何一つできませんでしたが、よく素直に育ってくれたものだと感謝であります。


     これからもお客様のお力を頂きながら50周年に向け社員共々頑張って参ります。どうか引き続きご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。そして、弊社の理念であります「食を通じて元気をお届けする」ことで、少しでも社会に貢献できればこの上ない喜びであります。今号も最後まで読んで頂きありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。


    私  「41期がスタートだよ」

    女房 「お父さん、早いね」

    私  「早く息子にバトンタッチできるよう頑張るか!」

    女房 「お父さん、本読みながら寝ている場合じゃないわよ!」

    お粗末さまでございました。

    2021年4月_3