月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • -第181号-継承(2020.1)

    コラム

    2020.01.01

    皆さん、あけましておめでとうございます。皆さんも楽しみにしておられるかと思いますが、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。前回(1964年)の時私は小学5年生でした。人生で再び、自国開催のスポーツの祭典が見られることに感謝であります。皆さん、共に応援しましょう。


    さて、戦争や政治的な影響で紆余曲折は経ておりますが、このオリンピック・パラリンピックも、長い歴史の中で現在まで何とか継承されてまいりました。そこで、今号は弊社の事業継承について少しお話しさせていただきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。


    皆さん、継承と聞いてどんなことを連想されるでしょうか。「先の人の身分・権利・義務・財産などを受け継ぐこと」と辞書にありました。実は、弊社でも今年から本格的に事業継承を始動することにしました。後継者は私の長男であります。俗に言う2代目であります。私は、何もわからず27歳で創業したこともあり「まぁよくここまで来たなぁ」というのが実感であります。継承は以前から息子に話していたこともあり、スムーズに事が進みました。


    しかし、この事業継承、世間で聞きますと、そう簡単にできるものではないと考えております。創業した当時は社員数もお客様も少なく、家庭の延長のようなものでありましたのであまり問題視することはありませんでした。しかし、今やお客様の数も増え、大きく環境が変わってきており、これをまとめ上げていくことは並大抵のことではありません。それをどのようにしたらいいのかいろいろと思案しました。


    その結果、何事もそうかもしれませんが、人の良いところを伸ばしてあげれば伸びるように、会社も、同じように良いところを継承させればいいのではないかと思ったのです。社員と共に作り上げた40年間の良きDNAを息子に継承することができれば、困難な作業も円滑に進めることができるのではないでしょうか。


    以下に継承すべき弊社の良きDNA3つ挙げてみました。

    一つ お客様に謙虚な気持ちで接すること。

    一つ 社員の良き文化を継承していくこと。

    一つ 社会に弊社の価値を享受していただくこと。


    以上の3つを心得、皆様から「これなら大丈夫」と言っていただけるよう努めてまいります。そして、その暁に、息子や社員たちが、これからの療食サービスを背負えるようになってくれたら創業者としてこの上ない喜びであります。


    今号は事業継承についてお話させていただきました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


    新年も夫婦の会話で締めたいと思います。

    私  「いよいよ4月から再スタートだね」

    女房 「お父さん楽しみだねぇ」

    私  「私もそういう歳になったなぁ」

    女房 「お父さん、本読みながら寝ている場合じゃないわよ!」

    お粗末様でございました。


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