月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第118号-
    営業車も全車禁煙車にしてしまいました(2014.10)

    コラム

    2014.09.30

    このコーナーで以前社内の喫煙室を撤去した話をさせていただいたことがありましたが、今回はタイトルの如く全営業車を禁煙車にしてしまいました。今号はそんな禁煙にまつわる話でございます。どうぞ最後までお付き合いください。

    ある日のこと「健康を売っている会社に喫煙室があるのはおかしい」と疑問を感じ、「善は急げ」とばかりに喫煙室を撤去した経緯につきましてはバックナンバーの通りですが、今回は第二弾といたしまして、喫煙者を一掃することと、ビジネスチャンスに活かすことを意識しながら計画的に実行致しました。

    そのきっかけは、ある営業マンが来社されサンプル、パンフレットをいただいたのでありますが、明らかに煙草の匂いが髪や服に移っており臭ったのであります。そしてその時、もし弊社社員が同じことをした場合、お客様が私と同じように嫌な気分になるのではないかと思ったのが発端であります。

    社員が一生懸命時間をかけて作ったサンプルやパンフレットがお客様から総スカン食うようであれば本末転倒でありまして、喫煙室同様「善は急げ」とばかりに「営業車を禁煙にしょう」と決意した次第であります。社員も私の気持ちを察してかどうかわかりませんが、表立った反対者もなくスムーズに事を運ぶことができました。

    「だって吸う人がいる限り部屋や車を禁煙にしたってしょうがないじゃない」と言う声が聞こえて来そうでありますが、まずは会社で吸えない環境を作ることから禁煙意識が高まれば良いなぁという思いであります。そうは言っても最終的には吸う人一人一人の気づきに任せる以外に方法は無いのでありますが、何もしなければそれまでと自分に言い聞かせ、努力して行きたいと思っております。

    かくゆう私も若かりし頃は大変なヘビースモーカーでありました。一日に30本から40本吸っていた時期もありまして、私のデスクの天井はいつも煙草のヤニで真っ黄色でありまして今思うとぞっとする思いであります。今ではレストランに行った時など分煙されていても煙草の臭いが鼻につき、くしゃみを連発するほどでありまして、すっかり煙草とは無縁の生活を送っております。

    現在本社、支店共々全敷地内も禁煙ゾーンになっておりまして、少しは健康を売る会社に早変わりしつつあるのかなぁと思っております。機会を見つけてピカピカに磨いた禁煙車を是非ご覧いただければと思っております。

    勿論営業車同様多少個人差はありますがピカピカに磨いた革靴、プレスの効いたスーツ、これからも清潔さを第一義と心得、皆様の所にお邪魔させていただきたく思います。どうぞご指導の程よろしくお願い致します。今号も読んでいただきありがとうございました。



  • -第117号-
    ちりも積もれば2,646冊(2014.9)

    コラム

    2014.08.29

    女房 「ねぇお父さん風邪ひくから早く寝たら!」「いつもそのまま寝ちゃぅんだから・・・」   
    私  「ああウトウトしちゃった。了解!」「おやすみなさい」
    我が家の寝室では連日連夜こんな会話が交わされております。「あれ今号はタイトルと違う話?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、是非最後までお付き合いいただければ幸いで御座います。

    私は20年前ぐらいから寝床で読書するのが至福の一時でありまして、今でも習慣で続けております。若かりし頃は寝床に鉛筆とメモを用意し、本にメモ書きしながら食い入るように本と格闘していた時期もありましたが、ご覧のように最近では眠気のほうが先に立ちウトウトと心地よく寝てしまうのであります。元々頭の出来が悪く、子供の頃は野山を駆け巡って遊んでばかりでしたので、本を読む習慣が無く、学生時代はいつも一夜漬けの連続でありまして、よくまぁ卒業できたものだと今更ながらに感心しております。

    それがどう言う訳か寝る前に必ず寝床で本を読まないと寝られなくなるぐらい本好きに変身してしまいました。その訳は後ほどお話させていただきます。
    今日までに読んだ冊数はタイトルの如く2,646冊に達し、それもここ20年ぐらいで読んだ本が中心でありますので、ざっと計算しますと年間に130冊、月間で11冊と言うペースになるでしょうか。ちなみに本代は全部自腹で御座いまして、私の毎月のお小遣いから支出しております。自分への投資は自分で払わないとご利益がありませんよね。参考までに一冊平均1,500円として計算しますと×2,646冊=396万円となりまして、軽く車が一台買える勘定になります。

    我が社には野村文庫と称して図書室が御座いまして、私が今までに読んだ本が収納されており、誰でもが自由に読めるようになっております。しかしながら私のジャンルはどちらかというと硬いビジネス書が中心であるために、中々借りる人がおらず、時々気分転換で直木賞作家や芥川賞作家が書いた本を読む時以外はひっそりと眠っていることが多いのであります。

    さぁこれからが本題です。じゃどうして一夜漬けの人が本好きに変身したの?とご興味があるかと思いますが、実は経営をしていく上でいろいろと難問がでてくるものでありましてそんな時本は最高の知恵袋になるのであります。特に先人が書いた本などは時に目からうろこで、鉱脈を掘り起こした思いでありまして、「本は良いなぁ」と心から思える瞬間であります。これからもそんな刺激を求めながら歳相応のジャンルを広げつつ 3,000冊、5,000冊にチャレンジし、少しでも社会の役に立てればこの上ない喜びと感じております。どうか皆様も秋の夜長、自分の好きなジャンルの本を楽しんでみてはいかがでしょうか。

    ここでまたまた聞こえて来ました。
    女房「ねぇお父さん、ほらよだれ垂れているわよ」「早く寝たら」
    最後は文学的に締めたいと思っておりましたがまだまだ未熟でございます。長い行数で御座いましたが、今号も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。



  • -第116号-
    アールエスFKD宇都宮店2周年(2014.8)

    コラム

    2014.07.30

    お陰様で、アールエスFKD宇都宮店は7月で満2周年を迎えることができました。心より感謝申し上げます。今号はそんなアールエスFKD宇都宮店にまつわる話をさせて頂きます。

    前号で書かせていただきましたが、開店の発端はお客様から「病院を退院したのですが、給食で食べた商品はどこで買えますか」「在宅で食事を作っているのだが、中々面倒なので良い商品があったら教えて」などといった意見が多く寄せられるようになりました。そんな時、なんとかしてその要望に答えたいと言う想いが通じたのか、幸いにも希望していた店舗の、それも理想的な場所の空き情報を頂き開店につながった訳であります。

    治療食・介護食そしてアレルギー食専門店として周囲の認知度が少しずつ高まり、今では遠方より買いに来てくださる方も増え、多い時には一日に100人程のお客様にお買い求め頂いております。大変ありがたいことでございます。

    この2年間やってきて感じたことがあります。それは予想以上に在宅で介護されている方が多いと言うことであります。日本はこれから益々高齢化が進み、施設での入所にも限界があり、在宅での介護者が年々増えていくのではないでしょうか。私も60歳を過ぎこれから渦中に入って行くわけでありますが、深刻な問題だと受け止めております。

    さて、私はこの店を開設するにあたって特にこだわった事があります。それはここで働くスタッフに専門的な資格を取得させる事であります。専門店である以上より確かな専門知識とそれに見合った見識を備えることで、よりお客様目線に立った接客ができるのではないかと思ったからであります。お越しいただいた方に癒しの場を与えたい、弊社の商品を通して食べる楽しみを感じていただきたい、そして何よりも大切なのが悩みを聞くことで元気になってもらいたい、そんな思いから決意致しました。

    今では店長はじめ4人のスタッフが管理栄養士・食生活アドバイザー・介護食士など、それぞれの資格に見合った仕事をさせていただいております。お近くにお越しの節は是非お立ち寄りいただき、ご指導いただければ幸いでございます。まだまだ問題が山積みではございますが、人のお役に立てることをモットーに、スタッフ一同これからも日々精進していきたいと思っております。

    「今日アールエスのお店に行ったけど良かったわ。明日からまた頑張ろう」
    こんなお客様の声が聞こえて来ることを願ってやみません。