月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • 「真剣勝負」+ α(アルファ)(2009.5)

    コラム

    2009.05.01

    百年に一度といわれております経済不況の波はわれわれ食品業界にも押し寄せてきておりますが、ちょっとした経営の視点を変えることでいろいろなアイデアやチャンスを得ることができることを感じております。


    今回はその一端をご紹介いたします。



    以前このコラムで、弊社創業の頃、求人しても中々人が集まらなくて苦労した話を書きましたが、現在では全く様変わりしております。営業職を若干採用するにあたり、多くの方々のご応募を頂戴し、嬉しい悲鳴を上げております。



    採用面接は、求人する方もされる方も真剣です。ほとんどの方が開始時間30分前に来社されています。弊社としましてもトップ(社長)自らが面接することを慣例にしております。またそのことが、面接に来社された方に対して最大の礼を尽くすことだと思っております。



    時節柄、皆さん自分を最大限にアピールしょうと、面接会場内はまさしく真剣勝負の場となります。しかし残念ながら、採用人数に限度がある関係上全員の方を採用するわけには行きません。選択に迷った時は、ちょっと泥臭い話ではありますが、「気」があるかどうかを判断材料とさせていただいております。本気、元気、根気・・・などなどいろいろな気がありますが、ちょっとした会話の中に潜んでいる気を発掘することで、その人の持つ気を更に伸ばしてあげられればと思っております。


    結果的に今回2名の営業職を採用することができ、栃木営業所と千葉営業所に配属することになりました。新人が担当させていただくことになりましたお客様には、しばらくご不便をおかけすることになると思いますが、「やる気」を持って対応させていただきますのでどうか温かい目でご指導賜りたくお願い申し上げます。




  • 親バカですいません

    コラム

    2009.04.01

    初志貫徹という言葉がありますが、皆様はどんなことを連想されますか。

    実は今春私の次女が第一志望の大学に無事合格いたしました。幼稚園の運動会に始まり、徒競走といえば彼女が断トツの一位でゴールする姿に親としていつも鼻高々でありました。

    そんなことで「好きこそものの上手なれ」でありませんが、中学、高校と異性には目もくれず?黙々と陸上に明け暮れた生活を続けてきました。

    彼女が中学二年生の時に「お父さん私は陸上をやる為に○○体育大学に入りたいので学校をいっしょに見に行ってくれる。」と言われ二人で見学に行ったことがありました。その後その思いを持ち続け、念願かなって無事志望校に合格することができた訳であります。我娘ながら意志の強さに驚いております。

    我々の社会生活において、時に初志貫徹を意識しすぎると周りとの軋轢(あつれき)を生み孤立してしまうことがあります。しかし、真っ直ぐな王道の夢・ビジョンを持ち続けることにより、道はおのずと開けるのかも知れません。「念ずれば花開く」というより、「一念岩をも穿つ(うがつ)」という勢いで、親としては嬉しさも手伝ってか、多少手前味噌なのをお許し願えれば、彼女に光り輝くオーラさえ感じてしまいます。

    そんなことで最近娘に教わることが多く、危うく立場が逆転してしまいそうです。


    ~昨日の会話~

     私「洋服いっしょに買いに行こうか」

     娘「いいわよ、彼氏と行くから・・・・。」

     私「あれいたの?」(無音声)



    春の朝 走る姿に 桜咲く


    お粗末様でした。


  • 「感謝の心」を「謙虚」に受け止め「素直」に喜べた日(2009.4)

    コラム

    2009.04.01

    去る2月14日、宇都宮市内の調理実習室を貸しきり弊社主催で「腎セミナー」を開催致しました。

    弊社在宅部門の「アールエス」が中心になり、約30名の方々に実際に調理実習を体験していただき、作った料理を試食していただきました。


    「野菜の切り方や茹でる時間でこんなにカリウム量が違うのね。」

    「同じ境遇の方々と情報交換することができ自分の悩みが解消したわ。」


    以上は参加されたご高齢のご夫婦やご主人の為に参加された奥様とその娘さんからの生のご意見の一端です。

    以前研修会形式で開催したことがございましたが、最近のお客様からのご意見で、
    「頭では分かっているつもりですが、実際に自分で調理してみると、意外に難しいので簡単な調理方法を教えてください。」

    といった内容のリクエストが増えていることを実感していました。

    ということから、今回は調理実習を企画し、アールエスのスタッフが周到に準備を重ね本番に臨みました。何しろ初めての経験で、講師との連絡、材料手配等試行錯誤の連続でしたが、ご参加していただいた方々が全員笑顔でお帰りになられましたので、腎臓病の食事の大切さと少しの工夫で美味しく食べられることを実体験していただくことが出来たことを確認でき、その疲れもいっぺんに吹っ飛んでしまいました。

    今回のセミナーでは、タイトルの如くスタッフ一同、弊社の社是「感謝の心、謙虚な心、素直な心」を逆にお客様から学ばせて頂き、貴重な経験をさせていただきました。

    これからもこのような試みを続けることにより、少しでもお客様に恩返しが出来ますようできる限りの努力をさせていただくつもりです。