月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第179号-
    ​わが社の働き方改革(2019.11)

    コラム

    2019.11.01

    政府の肝煎りで4月からスタートした働き方改革、皆さんの職場ではいかがでしょうか。まだ発展途上ではありますが、今号は弊社の取り組みについて少しご紹介させていただきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。


    最近つくづく時代は変化するものだなぁと実感するものがございます。その一つが有給休暇制度の在り方であります。私が創業した40年前にも勿論この制度はありましたが、あまり実行されていませんでした。そこで、その反省を踏まえて新しい仕組みをスタートさせました。土・日曜日の2回を挟み9連休を取得させるようにしたのであります。それも前期と後期に分けて年2回取得できるのであります。「何、9連休2回だと!」「それ、どういうこと!」とお叱りをいただくお客様もいらっしゃるかもしれませんがどうかお許しください。


    私は創業期、会社を経営するにあたって一つの誓いを立てました。それは「自分はさておき、人に与えること」を優先しょうと考えたのであります。つまり今流で言いますとアメリカのトランプ大統領がアメリカファーストと言っているように、私は社員ファーストで経営をしょうと考えたのであります。その発想の原点は私の両親にあるのかもしれません。子供の頃、両親は食べなくても私と弟に食べさせてくれました。子供心に「親はすごいなぁ」と感じたものであります。


    そんな思いがいつも脳裏にありまして、会社は家族、社員は子供、子供に与えることが社長の責任、偉そうなことを言っているようですが、そんな風に感じておりました。9連休はその一環なのであります。ただし休暇を取るにあたって一つだけ条件を付けました。それは期間中どこかで親孝行をすることであります。ある人は親とゆっくり食事をしたり、親を亡くした人は親の墓参りに行ったりと、社員一人一人が計画を立て実行してくれているのであります。


    社員から「久しぶりに親とゆっくり話すことができました」「墓参りに行ってきました」などリフレッシュの便りが届くたびに親を思い出します。お客様に良い提案を差し上げるためには、まずは社員が満足できる環境を作ってあげること、そのうえでお客様満足を追求することができればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


    今号は働き方改革の一端をご披露させて頂きました。今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で締めたいと思います。


    女房 「私たちも9連休欲しいわね!」

    私  「社長だからなぁ」

    女房 「じゃ、女房孝行休暇作ったら!」

    私  「・・・・・」

    お粗末様でございました。