月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • ​​​​​​​​-第162号-
    就活(2018.6)

    コラム

    2018.06.01

    皆さん、就活(就職活動)と聞いてどんなことを連想されるでしょうか。「良い思い出、無いのよね」「あの時があるから今があるのよね」と言った具合にいろいろな思い出があろうかと思います。私のような一昔前の人間にとりましては、今の世相に驚くことばかりでありまして、ただただ時代の流れを実感しているところであります。今号はそんな就活について少し話をさせていただきます。どうぞ最後までお付き合いください。


    創業した当時 (昭和56年、今から38年前) 学生さんの就活には全く縁がなく、それよりもむしろ「今いる社員をどうやって食べさせて行こうか」とそのことで頭がいっぱいでした。しかし、月日が経ち会社が成長して行く中で、今ではご覧のように就職ガイダンスに学生さんが集まるようになり、隔世の感を覚えます。


    ガイダンスに私も参加し、学生さんにいろいろ尋ねてみますと、これまた驚きでありまして、就活に対する考え方が随分変わったなぁと実感するのであります。私が20~30代の頃は、テレビCMにありましたように「24時間戦えますか」と言ったような世界で、全く時間を気にすることなく当たり前のように働いておりました。


    しかし、今そのような価値観は通用しない時代になり、むしろ個人的な生活を大事にしながら仕事との両立を図る、つまりワークライフバランスが重視される時代となりました。弊社も2~3年前から実践し、時短を推進しているところであります。毎週水曜日と金曜日をノー残業デーとし、定時退社を促しております。おかげさまで少しずつ定着化が進んでおります。とにかく社員が疲弊していたのではお客様満足どころか良いサービスなど出来ません。まだまだ弊社発展途上でありますがこれからもワークライフバランスを実践し、一歩も二歩も社員満足を高めてまいります。


    そして、弊社ブースに来てくださった学生さんが、弊社の取り組みに少しでも興味を持って、弊社を受験してくれればこの上ない喜びであります。皆さんのお知り合いの方で、弊社に興味のある方がいらっしゃれば、是非お声をかけて頂きたいと思っております。心よりお待ちしております。

    今号は今時の就活について話をさせていただきました。今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。


    私  「創業当時は、道が不案内で面接時間に遅れた人を、社員が自転車で迎えに行ったことあったなぁ」

    女房 「確か、そんなことあったね」

    私  「今はこんなに学生さんが来てくれて有り難いね」

    女房 「時代が変わっても、採用基準はハートよね」

    私  「母ちゃん、良いこと言うね」

    お粗末さまでございました。

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  • ​​​​​​​-第161号-
    ​憩の一時.パート2(2018.5)

    コラム

    2018.05.01

    あちこちから、小鳥のさえずりと共に桜便りが聞こえて来るようになりました。皆様の所の桜前線はいかがでしょうか。私も縮こまっていた体が春の足音と共にしだいに伸びて行き、気候も絶好のウォーキング日和で、「よーし、今日は1万5千歩、歩くぞ!」そんな気分にさせられている今日このごろで御座います。さて、今号はパート2と題しまして、以前のコラム(第150号)でお送りいたしました話題の続編をお送りいたします。どうか最後までお付き合いください。


    ここで前号の内容について簡単に振り返らせていただきますと、我々夫婦も子育てが終了し、夫婦そろって出かけることが多くなりました。そんな時ちょっと立ち寄るのがミスタードーナツのお店でありまして、二人でお茶をするのが楽しみになっているという話題でした。 


    それが最近は、どういう訳かそこに義父が参戦するようになってきております。義父は今まで東京に住んでおりましたが、5年前連れ合いを亡くし、独り暮らしで寂しくなったのでしょう。私とも馬が合うので「是非、いらしてください」ということになり、我々夫婦の近くに越してまいりました。


    そんなわけで、最近は毎週末3人でめいめいに好きなドーナツを食べながらお茶をしているのであります。義父は長年教員をしていたことも手伝ってか、おしゃべりが大好きでありまして、1時間程、政治や経済の話、子供の話、はたまた教育論と多岐にわたり持論を展開し、我々夫婦を相手に独演会を開催しているのであります。我々はただただ圧倒されているだけで「うーん」「えぇー」と相打ちするのが精いっぱいであります。それはそれは、全く88歳の高齢者が話しているようには見えないのであります。


    そこで、「どうしてそんなに元気なのだろう」と考えてみました。それには以下の3つの要因があることを感じました。まず、一つ目は今まで周りに影響されることなく自分の理念を貫いて来たことだと感じました。二つ目は月並みでありますが、やはり腹八分目の食事術だと思います。そして三つ目は、これが一番の秘訣かも知れませんが、いつまでも夢・ビジョンを持ち続けていることだと思います。


    皆さんいかが感じ取っていただけたでしょうか。私など「すごいね、なるほどねぇ」とただただ感心するばかりでありますが、どちらにしても人間、心と体のバランスがとれてうまく融合していることが一番大切だなぁと義父を見て改めて感じました。私もこれから見習って、いつまでも3人でドーナツを食べに行けるよう精進して行きたいと思います。 


    今号は憩の一時(パート2)と題しましてお送りいたしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。


    女房 「ねぇ、おじいちゃん、今日も元気だったね」

    私  「百歳まで長生きするねぇ!」

    女房 「本当ね、お父さんも百歳まで頑張って!」

    私  「難しいと思うけど、頑張ります!」

    お粗末さまでした。

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  • ​​​​​​-第160号-
    ​団結力(2018.4)

    コラム

    2018.04.01

    あちこちから、小鳥のさえずりと共に桜便りが聞こえて来るようになりました。我が家に近い那須高原もいよいよ春本番を迎え良い季節になってまいりました。皆様の所の桜前線はいかがでしょうか。


    さて、振り返りますと今年の冬は例年になく寒く、そして雪が沢山降りました。私のような寒がりにとっては、今年ほど防寒具が有り難いと感じた年はありませんでした。歳のせいでしょうかね。ご覧の写真は2月に降った時の雪かきの模様であります。今号はその話題を織り交ぜながら団結力についてお話したいと思います。今号も最後までお付き合いください。


    雪が多く降りますと、我々の生活面でもいろいろ支障が出て来て、雪が大敵のように思われがちでありますが、実は全く降らなくてもマイナス面が多いのであります。一例を挙げますと、スキー場です。降雪量が減れば営業に支障をきたし、集客も減り観光面での打撃となります。また、夏場の水不足も心配であります。水不足になりますと稲作への影響が懸念され、経済への影響も大なのであります。必要とされる場所に適度に降ってもらうことがベストでありますが、これは自然相手ですから神頼みしかありませんね。


    それはさておき、弊社では雪が降りますと本社社員総出で雪かきをするのが慣例となっておりまして、めいめいがスコップ片手に雪かきをするのであります。ご覧の写真は、皆で会社の周りや物流センター、駐車場等をくまなく雪かきしている姿でありまして、たっぷり2時間程汗を流すのであります。


    それには前日から段取りが必要でありまして、総務から「明日は雪が降る予報です。皆さん雪かきの準備をお願いします」とアナウンスがあるのであります。そうすると翌日、早い社員は6時頃に出社し、大体7時頃には全員集合し決行するのであります。雪かきを始める頃は手足がまだかじかみますが、時間と共に徐々に体もほぐれ、終わる頃にはうっすら汗をかいているのであります。おかげさまで日頃の運動不足が解消するのであります。


    「なぜそんな時間からやるの?」と思われる方もおられると思いますが、皆様もご承知のように雪は固まると中々溶けにくく、それに滑ってしまうと危ないですよね。固まる前にやるのがコツなのであります。それに私が一番大切にしていることは、以前このコーナーで自分の周りの雪かきができる人と、できていない人との差についてお話させていただいたことがありましたが、やはり他人様から見た時に「○○会社の周りはきれいに雪かきしてあるね」と言われるのと、「○○会社の周りカチカチで危ないね」と言われるのでは雲泥の差があると思います。誰だって早めに雪かきした方が良いことは分かっていますが、それが中々できないのであります。しかし弊社は社員が毎週欠かさず会社の周りを掃除してくれていることもあり、雪かきはその延長線上であり、率先して雪かきができるのであります。


    私にとって雪かき日は日ごろの社員への感謝と共に、社内の団結力を実感できる良い一日になるのであります。これからも微力ではありますが地域社会に少しでも貢献できるよう頑張ってまいります。雪に感謝であります。今号は社内の一面をご披露させていただきました。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。


    私  「今日は雪かき2時間やったよ」

    女房 「お父さん体大丈夫」

    私  「腰が痛いなぁ」

    女房 「張り切り過ぎよ」

    お粗末さまでした。