月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • -第147号-
    おもてなしの心(2017.3)

    コラム

    2017.03.01

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    春の日差しをいっぱい浴びながら、気持ちよさそうに日向ぼっこしている、おなじみ我が家の番犬タロウとサスケでございます。2匹とも心なしかニコニコしているように感じられます。いよいよ春本番を迎える季節になってまいりました。皆さんにとっての春を告げる足音は何でしょうか。今号は、弊社恒例になりました「から揚げ大会」の模様をおもてなしの心に置き換えましてお送りさせていただきます。どうぞ最後までお付き合いください。

    ここで改めて読み始めてから1年未満の読者の方向けに「から揚げ大会」の概要をお話しさせていただきますと、今から約26年前、社員への慰労を目的に私と女房二人で私の手料理十八番「鶏のから揚げ」を作って食べさせてあげようと始めたのが発端でありまして、それ以来一時ブランク期間もありましたが、おおむね毎年続けている会社最大のイベント行事であります。


    今では、お蔭様と言いましょうか、ご縁といいましょうか、ご覧のように作る量が増えてまいりました。今回は鶏肉90㎏、お赤飯60㎏、おおよそ300名様の料理を作りました。最近では我々夫婦では間に合わず自称「から揚げ隊」を編成致しまして準備期間を設け作業にかかっているところであります。改めてから揚げ隊メンバーにはこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。ありがとう。以前タモリさんの番組で友達から友達へ輪が広がる番組がありましたが、まさしくこのから揚げ大会も同じでありまして、社長夫婦から社員へ、社員から会社関係者ヘとどんどんその輪が広がっておりまして主催者と致しましては大変苦労も多いのでありますが、この上ない喜びだと感じております。


    2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催され、おもてなしの心が注目されておりますが、私にとりまして、このおもてなしの心とは、素直に感謝を伝えることだと思っております。それも心からもてなすということであります。それでは心からもてなすとは何かといいますと、それは今その人ができることを精いっぱいやってもてなすということで良いのではないでしょうか。


    弊社にとっては、女房と社員から選抜された「から揚げ隊」で調理した私のから揚げで心を込めておもてなしすること。そんな心でこれからもおもてなしを続けてまいりたいと思っております。是非、お客様の中で今年はから揚げを食べてみたいと思われる方、これ決して社交辞令ではありません。本当にお申し出ください。ただし参加条件がございます。それはから揚げを7個以上食べていただくことであります。どうぞ皆様のご参加を心よりお待ちしております。


    から揚げ隊長 「社長、この分で行きますと次回は鶏肉100㎏の大台に乗りそうですね」

    私      「よし、望むところだ」


    今号も最後までお読みいただきありがとうございました。


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  • -第146号-
    「継続は力なり」本当?(2017.2)

    コラム

    2017.02.01

    女房「お父さん、今日の夕飯何食べたい?」

    私 「そうだなぁ、寒いから鍋が良いかなぁ」

    女房「それじゃ、水炊きでどう?」

    私 「いいねぇ」

    我が家では今こんな会話が飛び交っております。寒さのピークを迎え鍋料理が恋しい季節になりました。皆様の今夜のご夕飯のメニューは何でしょうか。


    さて、先日、弊社本社があります平出工業団地主催で「第8回宇都宮工業団地ゴミクリーン作戦と歴史散歩」と銘打ってウォーキングをしながら市内を清掃し、歴史を学ぶ催しが開催され、弊社からは我々夫婦と古参社員夫婦の2組が参加してまいりました。お陰様で、当日は天候に恵まれ、宇都宮の良さを再発見すると共に、普段何気なく歩いている町並みを散策しながら清掃する機会を得ました。私がライフワークにしている掃除とウォーキングを同時に経験でき、楽しい一日でした。


    以前何度かこのコーナーで書かせていただきましたが、弊社は清掃に少し力を入れておりまして、毎週火曜日を清掃日と定め、全社員で社外清掃活動を行っております。以前は歩道や植え込みに空き缶やたばこの吸い殻が散乱しておりましたが、清掃活動を続けるうちに少なくなり、今ではすっかり掃除時間が短くなっております。やってみて感じたことは、人間、常日頃きれいにしている場所を汚すのが憚られるのか、ごみを捨てなくなるのです。ある意味当たり前のことかもしれませんが、実体験してみると気持ちの良いものです。これも「継続は力なり」の会社の行事になっておりまして、少しは近隣の方々のお役に立っているのではないでしょうか。


    そんなわけで私は「継続は力なり」という言葉が大好きでありまして、社員に対しても常々「長く続けることが一番、会社も長く勤めてよ」と言っております。写真の古参社員は弊社に入って35年になります。一口に35年と言いますが、本人にとりましては大変長い年月でありまして、苦労もたくさんあったことかと思います。しかしながら愚痴ひとつ言わず、黙々と私についてきてくれました。これも本人の自覚以外何物でもありません。

     

    正しく「継続は力なり」の鏡のような人物でありまして「縁あって入った会社だから身体が続く限り頑張って!」と笑いながら話しているところであります。ありがたいことであります。清掃もしかり、仕事もしかり、「石の上にも三年」ということわざがありますが、基本、何事もあきらめず続けることが人生大きな価値を生むのではないでしょうか。


    経営を預かる身と致しましても、社員が「継続は力なり」と思えるような環境を整備し、常に良い会社を目指して頑張って行きたいと思います。どうか引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。


    ここで、またまた女房登場であります。

    女房「私たち結婚してもう30年よね。すごいことよね」

    私  小声で「それも、これも皆あなた様のお蔭でございます」

    今号は素直に感謝であります。



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  • -第145号-
    友は良いなぁ(2017.1)

    コラム

    2017.01.01

    皆様、明けましておめでとうございます。いかがなお正月だったでしょうか。私もこの原稿を書きながらお正月は「おそらくこうしているだろうなぁ」と思いをはせながら原稿に向き合っているところであります。それは我が家の元旦恒例行事であります大田原環状道路をウォーキングで一周(12㎞)することでありまして、昨年は次女といっしょに踏破いたしました。今年も健康をキーワードと致しましてウォーキングにそして私のライフワークであります読書にと、社員や家族に迷惑をかけない程度に新たに誓いを立てまして「健康第一主義」で人生を楽しみたいと思います。このコラムも「皆様に癒しの時間を」をモットーにさらに磨きをかけてまいります。どうぞご期待ください。


    さて、今号は「友は良いなぁ」をお送りいたします。高校時代の友人に、約半世紀(45年)ぶりに再会いたしました。T君といいまして公務員を退職し現在嘱託で勤務しているようでありまして、見るからに悠々自適の生活を送っております。会社を経営している私にとりましては引退の二文字はまだまだ封印中ですので、ある意味うらやましくも思えました。


    T君との再会は、半世紀ぶりにも関わらず全くその空白を感じることなく学生時代にタイムスリップしたような一時でありました。昔好きだった女性の話やら、無免許運転で警察にお世話になった話やら、受験で東京に行って飲み明かした話(注釈:今となっては時効の話ですのでお許し下さい)やら、たわいのない話でありましたが、互いに高校時代に戻ったようで楽しい時間でありました。


    皆さん想像してみてください。約半世紀ぶりですよ。私が何より嬉しかったのは長い歳月が経過しているにもかかわらず、「おーT」「おー野村」と心のバリアを感ずることなく素直に交流ができたことであります。最近、歳のせいかテレビを見ながら悲惨な事件・事故がありますと思わず涙腺が緩んでしまうことが多くなりました。これもきっと歳だけで無く人間としての自然の摂理なのかも知れません。


    今回、癒しの時間を頂いた事に心から感謝し、これからも故郷の景色や語りに触れ、更に「良いなあぁ」を連発できるような人生を楽しんで行きたいと思いました。皆さんも是非学生時代の友に会ってみてはいかがでしょうか。何か気づきが生まれること請け合いでありますし、同時に、心にパワーをチャージすることができるのではないでしょうか。帰り際にT君と87歳のお母さんから「これ今年とれた新米だけどもってけ(栃木弁)、それにこのカボチャホクホクして美味しいよ、煮方わかっけ?(栃木弁)」とたくさんのお土産まで頂いて来ました。


    さて、ここでいつもの夫婦の会話です。

    女房 「お父さん、T君の家族の皆さん本当に心の優しい人たちねぇ」

    私  「高校時代、稲刈りを手伝ったことがあるので、それを覚えていてくれたのかなぁ」

    女房 「また遊びに行きましょうよ」

    私  「そうだね」

    そんな思いの再会でした。「T君ありがとう」。色々ありがとうございました。


    今年も皆様のお役に立てるよう、社員共々頑張ってまいりたいと思います。どうぞ引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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