月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第138号-
    車窓からこみ上げる感謝!(2016.6)

    コラム

    2016.05.31

    春の日差しが程良く感じられる3月、栃木県県南地方にありますA病院を訪問致しました。目的は、そこに勤務されておりましたHさんにお会いすることであります。彼女はその病院を3月に定年退職されたのであります。今号はそのお客様のお話でございます。どうぞ最後までお付き合い下さい。

    Hさんは45年間の長きにわたり勤務され、栄養士生活にピリオドを打たれたのであります。この春、皆様方の職場にも沢山の新人の方が入られた事と思いますが、その方々に是非読んでいただき、これから社会生活の中で幾多の困難があろうかと思いますが、そんな時思い出していただければ幸いだと思っております。
    今号はインタビュー形式でお送りいたします。

    私   「45年間と言う長きにわたり勤められ、ご苦労も多かったのではないですか」
    Hさん 「いやいや、今はただただ楽しい事ばかり思い浮かんで来ます。実に楽しかったわ」
    私   「それでも45年の中で何度か辞めようと思った事があったでしょう」
    Hさん 「どんな職場にいても合わない人、いますよね。我慢が大事よね」
    私   「長く勤めるコツは何ですか」
    Hさん 「それは、人間関係を大切にすることかしら、とにかく人を使うのは難しいけど、できるだけ気持ち良く働いてもらうことが大切よね」
    私   「今、退職の日を目の前にされての感想は」
    Hさん 「石の上にも3年という気持ちでやってきたけど、リーダーは仕事ができるだけでは無く人間的魅力も無いと務まらないわね」
    私   「これからどうされるのですか」
    Hさん 「やりたいことは沢山あるけど、当面は孫の面倒見かしら(笑)」

    皆さんこの問答どんな風に御感じになったでしょうか。45年の中には雨あり、風ありと幾多の困難があったかと推測されますが、インタビュー中そんな素振りはみじんも見せず明るく語ってくれたのが印象的でありました。きっと45年間の栄養士生活に大満足されたのではないでしょうか。私もこの商売をやり終えたとき、Hさんのような答えが出せたら良いなぁと心から思いました。
    インタビューの後、忙しい中、わざわざ駅まで送って頂きました。

    Hさん 「若かりし頃、互いに目標があったわよね」
    私   「そうですね。私もHさんの処に来ると商売に来ているのか、おしゃべりに来ているのか分からないくらいでした」
    Hさん 「だって人との縁、ビジネスだけじゃ、つまらないわよね」
    私   「そうですね。営業に行くのが楽しみでした」

    車中で以上のような会話をしてお別れしました。人生、人と人との出会いは無限であります。心に残る出会いを大切にして行けば、こんな素敵な出会いも巡って来ます。Hさん大変お世話になりました。色々ありがとうございました。


  • -第137号-
    シウマイ弁当の思い出(2016.5)

    コラム

    2016.04.28

    横浜中華街を彷彿とさせるシウマイ、まぐろの照り焼き、鳥の唐揚げ、俵状に盛り付けされ冷めても美味しいご飯、どれもこれも横浜名物崎陽軒のシウマイ弁当であります。皆様も一度は召し上がったことがあるのではないでしょうか。今号はそんなシウマイ弁当に纏わる話で御座います。どうか最後までお付き合い下さい。



    20年ぐらい前、私がこのシウマイ弁当をある人からいただいて食べたのがきっかけでありまして、以後すっかりその味に魅了され、事あるごとに買い求めております。今号はシウマイ弁当の話もさることながら、弁当を紹介いただいたWさんと言う方にスポットを当ててお送りいたします。



    そのWさん、当時は私どもが現在加盟しております団体の要職をされておりました。一緒に地方に出かけた時、必ず買って来て下さり、二人で食べたものであります。残念ながら今年他界され、もうご一緒に食べることはでき無く成りましたが、私はWさんから生き方の極意のようなものを教えていただきました。その一端をご披露させていただきます。



    Wさんはいつも明るく元気な方でありまして、必ず会話の中に「ありがとう」「ありがとうね」と言った感謝を伝える言葉が出てきます。またWさんの「ありがとう」はいつも自然体であります。そこで私はどうしていつもこのように自然に出るのか考えてみました。



    先ず心から「ありがとう」と言える源は、相手を敬うという気持ちだと思うのであります。そして相手を敬うと言うことは、相手に対して素直に何かをしてあげたい、あるいは喜んでもらいたい、と言った奉仕の精神から来ていると思います。もらった方も自然に嬉しく成り、座が和らぎ、皆が打ち解け明るい雰囲気になれるのだと思います。つまり「ありがとう」は、人と人を結ぶ最高の潤滑油なのです。



    私はそんな潤滑油の大切さをWさんから教えていただきました。私も生涯を終えた時、「野村さん、いつもあんな言葉を言っていたけど、勉強になったなぁ」などと一目置かれる存在になれたら最高な人生ではないでしょうか。改めてWさんのご冥福をお祈り致します。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                    またまた女房登場であります。
    私  「Wさんの「ありがとう」大変勉強になったなぁ」
    女房 「お父さんの「ありがとう」も最近増えたわよね」



    皆さん、これが夫婦円満の秘訣です。よろしく!





  • -第136号-
    セミナーへのご参加、心よりお待ちしております!(2016.4)

    コラム

    2016.03.31

    セミナーへのご参加、心よりお待ちしております!
    本社があります宇都宮も本格的な春の到来を告げておりまして、毎年ご紹介しております近くのしだれ桜も満開に咲き誇り、「皆さん、早く見に来てください!」と叫んでいるようであります。其れは-其れは見事な桜であります。是非、一度現物をご覧になっていただきたいと思っております。皆様をお待ちしております。

    そして、ついでにもう一つお見せしたいものがございます。我が家の二匹の柴犬(タロウ・サスケ2歳)であります。すっかり我が家の一員に成長しまして御覧のように春の日差しの中で、日向ぼっこ中です。タロウ・サスケそして桜によって癒されている毎日でございます。今号はタイトルの通りセミナーへのご案内でございます。どうぞ最後までお付き合い下さい。

    ある老人施設の先生から「最近仕事の領域が広がって勉強しないと現場がついていけないのよね。今こんな問題を抱えているのだけど、その分野に詳しい先生をお呼びしてセミナー開催していただけませんか」と言ったご要望をいただきました。弊社と致しましても大変うれしい話でございまして、昨年はそんなご要望にお応えすべく4回程セミナーを開催させていただきました。ご覧の写真が開催時の様子でございまして、多くの先生方が熱心に聴講され、また率先的に質問されていたのが印象的でありました。

    勉強と言いますと私は子供の頃からからっきしダメなタイプでありまして、親も特段「勉強しろ、勉強しろ」と言葉を並べていたわけでもなく、いつしかそんなことも高じてとにかく自然を相手に、毎日のように日が暮れるまで遊んでいたことが昨日のことのように思いだされます。

    しかし世の中平等でありまして、自分が会社を経営するようになりますといやでも勉強しないと会社が回らなくなってくるものであります。そんな意味からすると、人間は自分に火の粉がかかって初めて本気で勉強するものなのかもしれませんね。今ではすっかり毎夜、本の虜になっております。社内の勉強も全く同じであります。自分が率先して学べる環境つくりを構築中でございまして、結果、学んだことが少しでもお客様や社会に還元できればこの上ない喜びだと感じております。

    どんなことでも結構です。先生方が今お困りのこと、そしてそれをどんな先生方が解決してくれるのか。お気軽に営業までお申し付けいただければ幸いでございます。これからも皆様のお役に立てる会社つくりを目指して、社員共々頑張ってまいりたいと思っております。どうかその節は万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますよう心よりお待ちしております。

    またまたここで女房登場であります。
    女房「ねぇ、お父さん、ほら今日もよだれ垂れているわよ」
    私 「あぁ、よく寝たなぁ」
    女房「最近本を読んでいる時間より、本を枕に寝ている時間の方が多いわよ!」

    お粗末様でございました。
    今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。



    ※本コラムは栄養士様向けセミナーの内容となっております。
    個人様向けのセミナーも毎月開催しておりますので、ぜひご参加ください!

    株式会社療食サービス
    代表取締役野村武夫
    セミナーの写真
    桜の写真
    タロウ・サスケの写真