コラム
2016.05.31
コラム
2016.04.28
横浜中華街を彷彿とさせるシウマイ、まぐろの照り焼き、鳥の唐揚げ、俵状に盛り付けされ冷めても美味しいご飯、どれもこれも横浜名物崎陽軒のシウマイ弁当であります。皆様も一度は召し上がったことがあるのではないでしょうか。今号はそんなシウマイ弁当に纏わる話で御座います。どうか最後までお付き合い下さい。
20年ぐらい前、私がこのシウマイ弁当をある人からいただいて食べたのがきっかけでありまして、以後すっかりその味に魅了され、事あるごとに買い求めております。今号はシウマイ弁当の話もさることながら、弁当を紹介いただいたWさんと言う方にスポットを当ててお送りいたします。
そのWさん、当時は私どもが現在加盟しております団体の要職をされておりました。一緒に地方に出かけた時、必ず買って来て下さり、二人で食べたものであります。残念ながら今年他界され、もうご一緒に食べることはでき無く成りましたが、私はWさんから生き方の極意のようなものを教えていただきました。その一端をご披露させていただきます。
Wさんはいつも明るく元気な方でありまして、必ず会話の中に「ありがとう」「ありがとうね」と言った感謝を伝える言葉が出てきます。またWさんの「ありがとう」はいつも自然体であります。そこで私はどうしていつもこのように自然に出るのか考えてみました。
先ず心から「ありがとう」と言える源は、相手を敬うという気持ちだと思うのであります。そして相手を敬うと言うことは、相手に対して素直に何かをしてあげたい、あるいは喜んでもらいたい、と言った奉仕の精神から来ていると思います。もらった方も自然に嬉しく成り、座が和らぎ、皆が打ち解け明るい雰囲気になれるのだと思います。つまり「ありがとう」は、人と人を結ぶ最高の潤滑油なのです。
私はそんな潤滑油の大切さをWさんから教えていただきました。私も生涯を終えた時、「野村さん、いつもあんな言葉を言っていたけど、勉強になったなぁ」などと一目置かれる存在になれたら最高な人生ではないでしょうか。改めてWさんのご冥福をお祈り致します。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。 またまた女房登場であります。
私 「Wさんの「ありがとう」大変勉強になったなぁ」
女房 「お父さんの「ありがとう」も最近増えたわよね」
皆さん、これが夫婦円満の秘訣です。よろしく!
コラム
2016.03.31
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