月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第106回-
     ピンチとチャンスの人生(2013.10)

    コラム

    2013.09.30

    皆さんこんにちは、今年の夏は連日連夜暑い日が続いておりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか。おそらく、このコーナーをお読み頂く頃にはすっかり朝夕の暑さも一段落し、季節は一気に秋モードに変身して心地よい風が吹いていることと思います。

    私事で恐縮ですが、12月の誕生日が来ますと大台の60歳となり、還暦を迎えることになります。今号はそんな還暦に纏わる話であります。
    先ずはこの丈夫な体に生んでくれた両親に心から感謝であります。

    子供の頃、還暦のおじさんを見るとえらく老けて見えたものですが、いざ自分がその歳になってみるとまだまだ体力・気力共々元気はつらつでありまして、これから一花も二花も咲かせたい心境であります。

    さてこの60年間の人生を振り返って思うのは、ピンチ、ピンチの連続ではありましたが同時にチャンス、チャンスの連続でもあったように思えます。27歳の時社長の二文字に憧れ何も分からないまま創業し、今日までピンチ、ピンチの連続ではありましたが、若さもあり「なぜ」「なぜ」と自分に言い聞かせながら、素直に「ヨーシじゃこうしょう」「これで行こう」と野球の如く必ずピンチの後にチャンスありと信じ、マイナス要因をプラス発想に切り替え、今日までがむしゃらにやって来ました。

    今では耳にたこが出来るくらい「ピンチの後は必ずチャンスが来るよ」と社員や家族にいい聞かせ、改めて自分への戒めと思っております。私のような学の無い人間がここまでやってこられたのも、ピンチはチャンスの実践と良きお客様そしてまじめな社員に恵まれたお陰と改めて感謝する次第であります。これからも「楽しむ」をキーワードの一つに加え、いろいろとチャレンジしながら少しでも社会のお役に立てるよう一層精進していきたいと思っております。

    ここで家族が全員揃った時の我が家の会話です。
    長女「ねぇお父さんの還暦祝い何が良い?」
    次女「そりゃ決まっているでしょう。赤いチャンチャンコでしょう」(笑い)
    長男「いやいや赤いパンツでしょう」(笑い)
    女房「何でも良いけどお祝いしないとね」
    いやいや皆好き勝手な事を言っております。



  • -第105回-
     元気をもらう!(2013.9)

    コラム

    2013.08.29

    「こんにちは」「こんにちは」と周囲のあちこちから元気な声が響きわたります。私も思わず大きな声で「こんにちは」「こんにちは」とあいさつを交わすのであります。

    皆さんどこでのあいさつ風景だと思われますか?実は4年前から母校(小学校)の評議委員を仰せつかり、時々学校に行って子供たちの授業風景を見学させていただいております。主な役割は先生方と懇談して学校運営について助言することですが、私にとって一番楽しみな時間は、何と言っても給食を食べる時間であります。

    可愛い一年生たちが、「野村さん迎えに来ました」とわざわざ校長室まで来てくれるのであります。そして二人で手をつないでいっしょに教室まで行くのです。私など、普段会社で見せたことが無いようなニヤニヤ顔で教室に入るのでありまして、それは社員にはとても想像できない姿と思われます。
    そんな子供たちの純真無垢な姿とは裏腹に、大人になると大きく様相が変わってしまうことが往々にしてあるのは何故でしょうか。

    以前このコーナーでも書かせていただいたことがありますが、大人のモラルのあり方で、最近私がとても気になる一つにスマートフォン(以下スマホ)の使い方があります。スマホを片手で持ちながら前を見ないで自転車を運転する大人や車を運転しながらスマホをいじっている人など、一歩間違えると大惨事になりかねない光景であります。
    「分かっているけど止められない」と言うセリフがありますが、是非我々大人から襟を正していかなければなりません。

    私も社員もこれを機に、より一層子供たちの良い見本になれるよう努力していきたいと思っております。また、時間を見つけて皆さんも是非一度母校に行かれてみてはいかがでしょうか。タイムスリップして昔懐かしい思い出がよみがえってくること請け合いです。

    そんな思い出に浸りながらニヤニヤして帰ると
    女房「今日のお父さんの顔、良いわね。分かるわよ。楽しかった?」
    私 「子供たち可愛いなぁ。また行きたいよ」

    良い一日でした。子供たちに感謝であります。



  • -第103回-
     仲間になった新入社員(2013.7)

    コラム

    2013.07.01

    最近歳のせいか早寝早起きの習慣が身についてまいりまして、特にこの季節は朝陽に映える樹木を眺めるのが一段と楽しみになってまいりました。さて、以前「帰って来た新入社員」と言うタイトルでコラムを書かせていただいたことがございましたが、今号は「仲間になった新入社員」と題しましてお話をさせていただきます。

    ここで少し我社の社員構成についてお話させていただきますと、現在社員・パート合わせますと53名に頑張っていただいております。そして、その他物流センター業務を私どもの協力会社にお願いしております。そこに76名のスタッフがおり、総勢129名に療食サービスを支えていただいていると言うことになりまして、改めて責任の重さを痛感しているところであります。

    その中に最近採用した3名の「仲間になった新入社員」がおります。「仲間になった新入社員」とはどう言う社員かと思われる方もおられると思いますが、ここで少々説明させていただきますと、一人目は私どもの元お得意様の管理栄養士で、二人目は私どもの元仕入メーカーの営業担当社員であります。そして三人目は現役社員の縁戚であります。

    「えぇ、皆縁故?」と思われるかもしれませんが、私なりに33年間培った私の事業感と言うものがありまして、ちょっと大袈裟かもしれませんが、私の人生感をもとに採用に至ったのです。

    最近就職活動で高校・大学卒業予定者が中小企業に目を向けず、大企業ばかりに関心が高くなっているという話をよく耳にします。それはそれで一面自然なことで否定することは出来ませんが、私に言わせますと大企業ばかりに目を向けるのではなくもっと身近な中小企業にも関心を持ってもらいたいなぁと思います。またこれまで育ててくれたお父さんやお母さんの職業にも関心を持ってもらうことも必要ではないでしょうか。きっと身近に魅力ある中小企業がたくさんあること請け合いです。

    我社も仲間に入った新入社員3名だけでなく、全従業員にこの会社に入って良かったと言ってもらえるような会社を目指して頑張っていきたいと思います。
    ここでまたまた女房の登場であります。

    女房「お父さん偉そうな事言っているけど自分の息子大丈夫なの?」
    「そうそう最近読んだベストセラー本で良い本あるよね」
    私 「法政大学教授坂本光司先生が書いた日本でいちばん大切にしたい会社?」
    女房「そうそうあの心境よ。社員と回りの人大切にしないとだめよね、ねえ判った?」
    私 「・・・・・」