月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • 理髪店から商売の極意を学ぶ(2007.3)

    コラム

    2007.03.01

    「いらっしゃいませ。」「いらっしゃいませ。」「いらっしゃいませ。」

    店内に響き渡る大きな声は親子二代に渡って理髪店を経営されておりますサロン中村(栃木県大田原市)の出迎え風景であります。

    いつもながらに親父さん、店長(息子さん)そして従業員さんが笑顔とともに連呼するあいさつが何とも小気味よく、私が商売の基本は何と言っても先ずはあいさつであることを肌で感じさせていただく瞬間であります。万事が万事そんな事なのでいつも繁盛しております。

    ということで、今回は以下の通り繁盛のポイントを検証して見ました。

    先ずは何と言っても腕がいいこと(技術が高い)
    当社で言うならば先ずは美味しく成分のしっかりした物を提供できること。

    サービスの質が高い(心のこもった接客態度)
    当社で言うならば心のこもったご提案ができること。

    納得性のある価格であること
    当社で言うならば価格以上の付加価値をつけること。

    この3つのポイントが必須条件であると思われます。

    とは言え、このポイントが店全体の雰囲気として隅々まで浸透するには、かなりの時間と一人一人の努力を要したことは間違いありません。

    親父さんが自分の後姿で息子(店長)に教え、そして息子は親から学んだものを社員に教え、後姿の技術がこのサロン中村で息づいていることに嬉しさを感じました。

    帰り際、親父さん「ありがとう御座いました。」息子さん(店長)「ありがとう御座いました。」店員さん「ありがとう御座いました。」・・・これまた来たいと思う瞬間でありました。


  • 野村家の食卓 第一弾
    餃子(1個32g中 タンパク質1.1g)誕生秘話 (2007.2)  

    コラム

    2007.02.01



    ある日のこと
    「ねぇ、ここ餃子で有名な宇都宮でしょう。
    だったらタンパク質を抑えた餃子ないの・・・?」

    弊社の小売部門 ケアフーズプラザ アールエス に来店されたお客様から、こんな意見が寄せられました。

    まだご存知でない方がおられるかもしれませんが、弊社の本社内にアールエスのショールームがあり、病院を退院された、腎疾患の患者様や介護食を必要とされる方々が遠方より来店されております。

    その話を聞いた時、私は思わず女房(管理栄養士)にその場で電話して「ねぇ、タンパク質を抑えた餃子できないかな?」と、まるでオウム返しのように投げかけずにはいられませんでした。

    それからというもの、週末は二人で自宅台所にこもって、でんぷん粉や低タンパク小麦粉を持ち出し、粉と格闘しきりでありました。
    久しぶりに教科書片手でキャベツやニラに含まれるリンやカリウムの値を浸水時間と除去率で計算し、悪戦苦闘の末、試作品が完成しました。

    そこで早々家族に試食させましたら「これほんとに餃子なの?」との反応。
    この言葉にまたまた女房と二人奮起してやり直す。
    といったことを繰り返した末に出来上がったのが、今回発売させていただきます「もっちもっちジャンボ餃子」であります。

    腎疾患の方々に、少しでも美味しくそしてバラエティーに富んだ食生活を送って頂ければ、私にとってこの上ない喜びであります。是非、担当営業に遠慮なくご用命いただき、宇都宮発手握り「もっちもっちジャンボ餃子」をご賞味いただければ幸いです。


    「この皮もっちもっちして美味しいね。」 商標登録中

    「タレつけなくてもイケルね。」

    「これでタンパク質1.1g?」

    こんな声が聞こえてきそうです。 

    -感謝-


  • 一年間のご愛顧に感謝(2007.1)

    コラム

    2007.01.09

    新年明けましておめでとうございます。昨年中はたくさんのご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございました。
    本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。

     歳を重ねると共に一年が経過するスピードの速さに感心するやら焦るやら、複雑な心境でございます。
    よく「一年の計は元旦に有り。」と申しますので、年初にあたり自分が理想としていることをいくつか挙げてみました。
    まずは世の中が平和で穏やかであること、次にお客様や社員が健康であること、そしてお客様と弊社が共存共栄して行くこと、などなど数えあげたらきりがありません。

     それは計というよりも切なる願望なのかも知れません。
    それを実現するためには、先ず「会社(社長)と社員が何事も真摯に受け止め、実現の為に努力と研鑽を積み重ねること。」
    そのことが、お客様から継続的なお取引を頂く事につながると心得ております。

    今年もより一層満足いただける商品提案、そして付随したメニュー提案、情報提供、研修会の実施等々できる限りご奉仕させていただき、多くのお客様のご期待に応えるべく社員一丸となって頑張っていく所存ですので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
     
     末筆ではありますが、本年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、祈念いたしております。


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