月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • ​​-第200号-年賀状(2021.11)

    コラム

    2021.11.01

    今年も早いもので年賀状を書く季節がやってまいりました。皆さん年賀状書きはお済でしょうか?

    「いやいや、年賀状はもう書いてないよ、LINEよ」という方もお気づきでしょうが今号は年賀状にまつわる話でございます。どうぞ最後までお付き合いください。


     さて、年賀状の発行枚数は年々減少傾向にあり、それに代わってメールやSNS等でのやり取りが増えてきたそうです。私も最近それらで年始の挨拶を頂くこともあり、「時代だなぁ」と改めて実感するところであります。しかし、文明がいくら進んでも一年に一回ぐらい手書きの年賀状を送ったり、頂いたりする習慣があっても良いのではないかと思います。今号は私の年賀状の効用と言いますか、書いて良かったなぁ、あるいはもらって嬉しかったなぁという便りをいくつかご紹介させていただき、何かを感じていただければ幸いでございます。


     まずは、弊社にいた元社員からの年賀状です。「社長、お久しぶりです。お元気ですか。おかげ様で子供達もこんなに大きくなりました・・・」と子供達の写真入りの年賀状が届きました。私も思わず「あれ!こんなに大きくなって、〇〇君によく似ているね」と顔をほころばせながら〇〇君に思いをはせました。


     次に、あるメーカーの方からは「在職中は大変お世話になりました。昨年定年になり、ボランティア活動に専念しています。またお会いできる日を楽しみにしています」と、現役時代には想像もできなかったようなことが綴られこれまた嬉しさがこみ上げてくる年賀状でありました。


     また、中には30年以上お会いすることが出来ず、年賀状だけでやり取りしている方もおります。「子供達もすっかり成長し、今は夫婦二人の生活です・・・」などと綴られ、我が家と同じだなぁとしみじみとした気持ちになります。


     私にとって年賀状は限られたスペースではありますが、新たな発見があったり、心が温まったりと一枚一枚に手間と思いが込められ、その人とのつながりを実感できる大切なものです。これからも年賀状を通して「お元気ですか。お会いしたいですね」とデジタルでは伝えきれないリアルな思いをお届けできれば嬉しい限りであります。

    ただ、今やSNSでお互いの近況が手に取るようにわかる時代であります。固定電話に代わって携帯電話、手紙に代わってメール等々数えたらキリがありませんが、これらの文明の利器を最大限活用しながら、日本古来の伝統文化を継承することが出来ればこの上ない喜びではないでしょうか。今号はそんな思いで書かせていただきました。


    今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

    私「〇〇さんの子供さん大きくなったね」    
    妻「本当ね、あっという間ね」
    私「よーし、今日は年賀状書くぞ!」
    妻「お父さん、字が乱雑だから丁寧に書かないとダメよ」

    お粗末様でございました。


  • -第199号-草むしり(2021.10)

    コラム

    2021.10.01

    皆さんこの写真を見て誰だかお分かりになりますでしょうか?一心不乱に草むしりをしているのが私でございます。秋に向け、更に一層精を出しているところでございます。今号は「草むしり」と題しましてお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。


     以前、我が家の草むしりは私の父と母が担当しておりました。当時私は草むしりに全く関心が無く、今考えますと本当に親不孝だったなぁと思います。しかしそんな私が今では一心不乱に草むしりに向き合うなんて、人生分かりませんよね。

    そのきっかけは「5S」に取り組んだことが始まりでした。「5S」とは皆さんご承知のように「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字のSをとったものでありまして、普通に整理整頓や清掃をやることではなく、それらに組織をあげて取り組み、徹底してきれいにする活動を意味します。この活動に弊社は20年前から取り組んでおります。取り組みをスタートしたきっかけは、今とは違った「5S」とは程遠い弊社の職場環境にありました。


     デスクの上はいつもうずたかく書類が積み上げられ、物で溢れておりました。それらを一新しようと取り組んだのが「5S活動」だったのです。当初は試行錯誤ありましたが、幸い社員の協力に恵まれ、職場が一新して行きました。うずたかく積まれていた書類も今ではすっかりご覧の通りです。物流センターも同様に商品が乱雑に置かれていましたが、こちらもご覧のように見違えるよう整理整頓され現在に至っております。その気になれば何でもできるものだと改めて実感した次第であります。 


     また、それらの過程を踏んできたことによる二次効果も生まれました。それは、本社のある工業団地内を全社員で毎週清掃するようになったのです。こちらも今ではピカピカの公道となり嬉しい限りです。少しは社会貢献の真似事が出来ているのではないでしょうか。今後も続けていきたいと思います。


     そして、この「5S活動」が我が家にも一連の効果がありまして、私の「草むしり」に行きついた次第であります。草むしりもやってみると意外と面白く、根こそぎ取れた時などは何とも言えない満足感に浸ることができるのです。今や週末はもっぱら草むしりDAYでありまして、良い汗をかいております。皆さんも是非トライしてみてはいかがでしょうか。今号は「草むしり」と題しましてお送りいたしました。今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で締めたいと思います。


    私「庭の草むしり終わったよ」 

    妻「お父さん、きれいになったね」

    私「良い汗かいたよ!」 

    妻「お父さん、今度は家の中もやってくれると嬉しいなぁ!」

    お粗末様でございました。

    2021年10月_1

  • ​​-第198号-友は良し(2021.9)

    コラム

    2021.09.01

    毎年この季節になりますと、「おーい野村、新米できたぞ、食べてくれ!」と持参してくれる友人がおります。今号はこんな書き出しのスタートです。どうぞ最後までお付き合いください。


     過去のコラムに登場したこともある友人T君を改めてご紹介させていただきますと、彼とは高校時代に出会い、かれこれ半世紀の付き合いになります。T君は公務員を勤め上げ、7年前定年退職を機に家業の農業に精を出すことになりました。彼の作るお米は本当に美味しくて、若かりし頃であれば軽く23杯は食べられたかもしれません。

    T君、うちの孫がね、美味しい!美味しい!と喜んで食べているよ」と褒めると嬉しそうに「うちの米は、那珂川の水と棚田に近い山間部でできたお米だからピカイチだぞ!」と自慢げにお米談義が始まるのです。


     ある意味仕方のないことかもしれませんが、社会人になって働くようになりますと馬が合う人と合わない人が出てくるものですが、T君とは不思議と馬が合い、若い頃は飲みに行ったり旅行に行ったりとタッグを組んでよく遊んでいました。友人とは利害関係がありませんので互いにストレートに話をすることが出来、会話がない時でも居心地の良い間柄でありますので、そのあたりが長続きのコツかもしれませんね。最近では妻とも馬が合い家族ぐるみでお付き合いをしています。

    「朋あり遠方より来る」の心境であります。


     私の過去を振り返れば、27歳で会社を創業してから今日までの41年間わき目も振らずがむしゃらに駆け抜けてきました。若い時にはまったく想像もしていませんでしたが、気が付けば3年後には古希を迎える歳になりました。月日が経つのは本当に早いものです。大げさに聞こえるかもしれませんが、この41年間は毎日が真剣勝負の連続でした。思い返せば、創業してからは友人と遊ぶこともあまり無かったかもしれません。その過去には全く後悔はありませんし、むしろそのようにしてきたからこそ今があると誇りに思うくらいです。


     しかし、人生は一度きりです。コロナという未曽有の事態で「人とのつながり」をより大切に感じるようになり少し考えを変えました。これからは家族や友人を大切にしながら「おーい野村!野菜採れたから遊びに来いよ!」「了解!すぐ行くよ!」こんな会話が増えるよう人生を深めていきたいと思います。


    皆様いかがでしょうか。今号は「友は良し」と題しましてお送りいたしました。

    今号も夫婦の会話で締めたいと思います。


    私「T君毎年ありがたいね」

    妻「お米本当に美味しいね」

    私「次回は夫婦同士でゴルフでもやるか」

    妻「あら、お父さん良いじゃない!やりましょう」

    お粗末様でございました。


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