月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • ​-第182号-文明の利器(2020.2)

    コラム

    2020.02.01

    春を迎え連日寒い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。後一か月ほどで春本番であります。お互いに寒さに負けないようがんばりましょう。今号は文明の利器と題しましてお送りいたします。どうぞお付き合いください。


    実は、私一念発起し、昨年4月から期間一年の、ある勉強会に参加しているのであります。その受講生は大半が30~40代で、私はその中で最年長の生徒なのです。常にメンバーから鋭気をもらいつつ、老体にムチ打ってがんばっているのであります。


    会に参加して先ず驚かされたことは、今や授業のノート取りはパソコンが主流でありまして、皆さんパソコンに向き合ってカチカチやっていることでした。私などは、老眼鏡片手に、鉛筆をなめながらカリカリやっているのが関の山でありますが、そんな中で威力を発揮してくれているのが、電子辞書という代物なのであります「あら、とっくに使っているわよ」「今やスマホのほうが便利よ」と言った意見もおありでしょうが、私にとってはこの電子辞書の存在が、感謝、感謝に尽きるものであったというわけです。


    ある時こんな出来事がありました。配布された資料を見ながら皆で輪読する形式で授業が進んでいく中、日頃から本に親しんでいることもあり、自信があったにも関わらず、いざ先生に指名されてみると読めない字があるのです「いい歳をして、こんな漢字も読めないのか」と落ち込みましたね。久しぶりに恥をかいた思いでした。


    ところが、ここからが電子辞書の出番です。気を取り直した瞬間、頭に浮かんだのが、日頃から私が社員に言っている「ピンチの時しかチャンスは無いよ」のフレーズでした。どうしたら、いざというとき恥をかかないようにできるか考えた結果、たどり着いたのがこの電子辞書だったのです。


    早速、近くの家電量販店に行き買い求めました。使ってみると意外に簡単で、便利なのであります。それ以来電子辞書が手放なせなくなりました。まさしく文明の利器の活用といったところでしょうか。考えたら、何事もそんなに簡単に行くものではありませんよね。むしろ、人生上手く行かないことの方が多いと思います。


    それを上手く行かせるためには、やはり何事も前向きに考え、真剣に対処して行くことが重要なのではないでしょうか。皆さんはいかがでしょうか。恥をかいても良いじゃないですか。きっと神様が良い学びの機会を与えてくれることでしょう。


    今号は文明の利器と題しましてお送りいたしました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。


    私  「今日は勉強になったなぁ」

    女房 「あら、お父さん大変だったわね」

    私  「落ち込んだよ」

    女房 「お父さん、そんな日もあるわよ、そんなお父さんが良いわ!」

    その言葉で救われた気持ちになりました。

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