月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • -第176号-
    ​正直ものは得をする(2019.8)

    コラム

    2019.08.01

    正直ものは得をする(8月号)

    連日暑い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今号は、この暑さを蕎麦の喉越しの様にスルッと乗り切って頂きたいという思いで書かせていただきました。「へぇ」「なるほど」ご納得いただければ幸いです。どうか最後までお付き合いください。


    私は蕎麦が大好きでありまして、時々近くの蕎麦屋さんに行くのであります。その蕎麦屋さんは、代々続いた老舗で信濃屋と言います。ご夫婦二人で切り盛りしているお店でありますが、味良し、人良し、値段良し、と3拍子揃っており、連日昼時になりますと満席であります。私はいつも注文するメニューが決まっており、それは写真にありますようにもり・いなり定食なのであります。もりそばに天ぷら、いなり寿司二個付いて730円ボリューム満点定食なのであります。皆さんおいしそうでしょう。


    ある日、今日はいなり寿司が二個では多いなぁと思ったので「一個にしてください」といいますと、奥さんから「わかりました」の返事を頂きました。お勘定を払うとき「いなり寿司一個分引きまして、650円頂きます」と言うのです。私は驚き「定価でお願いします」と返しますと、奥さんが微笑みながら「いいですよ、いつもありがとうございます」と言って受け取らないのであります。


    皆さんどうでしょう。「ご飯の量を減らしてください」とか「麺の量を減らしてください」と言いましても、一般的に料金を下げるお店は少ないのではないでしょうか。たった80円の値引きでありますが、私はお二人の心意気がうれしくファンになってしまったのです。

    長年この商売をしていますと、いろいろな人と出会うことがあります。商売のうまい人、商売の下手な人、それぞれいらっしゃいますが、その違いは何かといいますと、人間力なのです。「真面目に、コツコツと、正直に生きる」そんな生き方がどの世界でも勝利者になるのではないでしょうか。そんな気づきを信濃屋さんからいただきました。是非、皆さんも信濃屋さんに食べに行ってみてください。おいしいこと、請け合いです。


    最後まで読んで頂きありがとうございました。今号も夫婦の会話で締めたいと思います。

    私  「今日信濃屋に行って、定食のいなり一個にしてもらったら、80円引いてくれたよ」

    女房 「本当に正直ね」

    私  「頭が下がるね」

    女房  「お父さん、会社も見習ってよ」

    この一言が今号のポイントでございます。

    お粗末様でございました。