月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

  • ​​​-第152号-
    ​お皿もなめちゃいます!(2017.8)

    コラム

    2017.08.01

    ご覧の写真はおなじみ我が家の愛犬(タロウ・サスケ)であります。朝晩出された食事をぺろりと平らげ、「もっとないの?」と催促しているかのようでありまして、今号はそんな話題を織り交ぜながら「お皿もなめちゃいます!」と題しましてお送りいたします。最後までお付き合いください。


    我が家のタロウとサスケは現在3歳半を迎えたところでありまして、人間で言いますと20歳代と言ったところでしょうか。規則正しい生活を送っているせいか病気もせず毎日元気に飛び跳ねております。ここからは我々人間社会の話でありますが、少し歳と共に気になることがあるのです。それは家庭でも外食でも同じことですが食べ残すことが当たり前の風潮になっていることです。特に私が最も心を痛めるのは宴会時の食べ残しでありまして美味しい料理が全く手つかずの状態で残ってしまうことであります。つくづく「もったいないなぁ、誰かに食べてもらいたいなぁ」と思ってしまいます。


    宴会は乾杯が過ぎますと、皆さん席を立つ人が増え、私もそうですが、お酒が入りますとついつい話に夢中になり、気が付くと中締めと言った具合で全く料理を口にすることなく終わってしまうことが多々あるのです。しかし考えてみてください。地球上には食べたくても食べられない人が何億人もいる訳でありまして、それこそ正に罰が当たる行為であると反省することしきりであります。


    そんな折、あるテレビ番組で「これ使えるなぁ」と思えるような情報がありまして、その情報を早々会社のメンバーに話したところ、「やりましょう」ということになり、弊社宴会で試すことにしました。そうしたらそれが意外と受けたのです。それは実に簡単なことでありまして、宴会終了時間15分前に、「皆さんこれから食事タイムです、各自自分の席に戻って料理を食べましょう」とそれだけアナウンスするのです。皆さんいかがでしょう。

    これだったら誰でもできますよね。これによって食べ残しがなくなれば最高ですよね。弊社では宴会時にこの方法を取り入れ、残さない教育を実践しているところであります。学校給食も同じように、配膳の際、前もって自分に合った量に調整することで食べ残しを無くす教育が実践されていることは、大変喜ばしいことだと思っております。人間も動物も、限られた資源を有効活用しながら、おなか一杯食べることのできる幸せを実感しながら食を楽しみたいものだと思いました。


    今号もいつものように夫婦の会話で締めたいと思います。

    女房「お父さん、カレー作っても一週間、天ぷら作っても一週間、これやめてよね」

    私 「でも、捨てていないよね」

    女房「だけどさ、一週間どう考えても長いわよね」

    私 「・・・・・・」


    お粗末様でございました。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。


    2017-8-2 2017.8-1